オーストラリア・メルボルン(Melbourne)で、ビクトリア博物館(Museum Victoria)が公開した、へその緒でつながった子を体内に持つ魚の化石(2008年5月28日提供)。(c)AFP/MUSEUM VICTORIA 【5月29日 AFP】オーストラリア北西部の約3億8000万年前(デボン紀)の地層で、へその緒でつながった子を体内に持つ魚の化石が発見された。29日の英科学誌ネイチャー(Nature)で発表された。 研究者らが「母親」と呼ぶ魚は、発見場所の地層を発見した有名な動物学者デービッド・アッテンボロー(David Attenborough)氏にちなみ「マテルピスキス・アッテンボローイ(Materpiscis attenboroughi)」という学名がつけられた。まったくの新種ではないが、脊椎動物の胎生の記録を2億年さかのぼる発見だという。 「母親」は体長約25センチで、