この半年、多くのメンバーの資料にフィードバックする機会に恵まれた。そこで痛感したのは、「とにかく手を動かす回数を増やすべき」ということだ。 基本的に、資料がうまく作れない人の問題は、PowerPointの操作スキルではない。多くの場合、自分の考えがまとまっていないのだ。あるいは、自分ではまとまっていると思っていても、他者の視点から見るとそうではない。 では、自分の考えがまとまっているか否かはどう判断すればよいのだろうか?私は、社内で資料のフィードバックをする際には、いきなりアウトプットにフィードバックをするのではなく、資料作成者の考えを確認するところから始める。例えば、下記のような問いを投げかけることが多い。 現状の問題点は何なのか? この顧客には何を言えば刺さるのか? 今回の提案内容をひとことでまとめると? 具体的な改善方針を3つにわけるとどうなるのか? 改善案の根拠は何なのか? このよ