腸とはどんな臓器なのか、大腸におもに存在する腸内フローラとはどういうものなのか、6回にわたってお伝えする企画の最終回。今回は腸内環境をよくする食べ物についてです。 ◇ 腸内細菌は私たちが食べたものをエサにして生きています。それはビフィズス菌など善玉菌も同じ。 善玉菌のエサとなるのが、水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維はほかの栄養素のように小腸で吸収されず、大腸まで届くことから腸内細菌のエサとなります。例えばわかめやひじきなどの海藻類、キノコ類、イモ類、ゴボウなどです。 つまり、食べ物によって腸内環境を改善し、善玉菌を増やすことで短鎖脂肪酸を増やすことができるのです。 ヨーグルトの中には、乳酸菌だけでなくビフィズス菌などが入ったものもあります。口から摂取した菌すべてが、そのまま腸内フローラの一部となって定着するわけではありませんが、もともと定着している善玉菌を活性化するといわれます。 善玉菌
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