ブックマーク / karapaia.com (187)

  • ロシアが世界最大の核爆発映像を公開

    今月ロシアの原子力部門が長期にわたり機密資料だった世界最大の核爆発映像を公開した。 ネットをざわつかせるその映像は、1961年にソビエト連邦が行った50メガトンの水素爆弾「ツァーリ・ボンバ(爆弾の皇帝)」の爆発実験だ。 人類史上最大の威力をもち、アメリカの諜報機関に察知されるまで実験自体も極秘だった恐るべき単一兵器。その爆発は身も凍るほどの凄まじさだ。 The largest nuclear explosion in the world exploded in Russia 人類史上最大の水爆ツァーリ・ボンバの爆発実験 こちらは1961年10月30日にソ連が行った人類史上最大の水爆「ツァーリ・ボンバ」の爆発シーンだ。ツァーリ・ボンバとは通称で「爆弾の皇帝」を意味する。 この爆弾の出力は実験用に50メガトンに制限されていたが、1945年に広島に投下された原子爆弾の3,000倍を上回る威力があ

    ロシアが世界最大の核爆発映像を公開
  • 赤レンガがバッテリーに!赤茶けた色を最新導電素材に転換する技術(米研究)

    セントルイス・ワシントン大学(アメリカ)の研究グループは、レンガを電池にしようとしている。ソーラーパネルにつなげば、普通のレンガが再生可能エネルギーに早変わりだ。 研究グループのジュリオ・M・ダーシー氏によると、レンガは多孔質構造をしており、電気をためるにはぴったりなのだそうだ。孔はレンガの表面積を広げるので、それだけスーパーキャパシタ素材がたくさんの電気を蓄えることができる。 「三匹の子ぶた」の話ではレンガで家を建てた3番目の子ぶたが狼を追い払うことができたが、さらにそこにバッテリー機能が加わるというのだから快適だ。 レンガの色を最新導電素材に レンガが赤茶けているのは、その粘土に「酸化鉄」が含まれているからだ。 そこで研究グループは、孔に酸化鉄を分解する酸蒸気を流し込み、反応型の鉄に変換。そこへさらに鉄と反応する硫黄ベースの素材を満たすことで、孔の表面を「PEDOT」という導電性プラス

    赤レンガがバッテリーに!赤茶けた色を最新導電素材に転換する技術(米研究)
  • 犬は匂いを嗅ぐだけで、新型コロナ感染者を94%の確率で嗅ぎ分けられることが判明(ドイツ研究

    犬の鋭い嗅覚はまさに万能であるようだ。麻薬や爆発物の探知から、がんやマラリアの発見までさまざまな分野で役に立つ可能性を秘めている。 そこで今回のコロナ禍である。世界各国の研究者らは、麻薬探知犬などに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者を特定させることが可能かどうかの研究を始めた。 その試みは成功したようだ。『BMC Infectious Diseases』(7月23日付)に掲載されたドイツ、ハノーファー獣医大学(University of Veterinary Medicine Hannover)の研究は、犬が高い精度でコロナウイルスの匂いを嗅ぎ分けられることを明らかにしている。 Diagnoses by dog noses – Dogs can sniff out patients with COVID-19 犬はコロナウイルスの匂いを嗅ぎ分けられるか? 研究グループは、犬

    犬は匂いを嗅ぐだけで、新型コロナ感染者を94%の確率で嗅ぎ分けられることが判明(ドイツ研究
  • チェルノブイリで繁殖した放射線を食べる菌が宇宙飛行士や宇宙旅行者を救う(米研究)

    1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所で大規模な爆発事故が起きた。放射線で極度に汚染された原子炉に生命などいないと思われた。ところが、生命というのは、たくましく生きる道を見つけ出すもの。事故から5年たった1991年に原子炉の壁で菌類が育っていたのだ。 この菌類は有害な放射線に耐性があるどころが、放射線をべて成長することがわかった。生き残るために、放射線をべることを選んだのだ。 そして今、この菌類が、宇宙空間に飛び立つ宇宙飛行士や宇宙旅行者を強力な放射線から守ってくれるかもしれないという。 放射線を取り込みエネルギーに変える真菌 クラドスポリウム(クロカビ)の一種、「Cladosporium sphaerospermum」というこの菌は、人間の皮膚を黒く変える色素、メラニンを大量に含んでいる。 この大量のメラニンが有害な放射線を吸収し、それを化学エネルギーに変える。植物が光合成

    チェルノブイリで繁殖した放射線を食べる菌が宇宙飛行士や宇宙旅行者を救う(米研究)
  • 驚くべき変異。サルモネラ菌が植物に感染する能力を獲得したことが判明(米研究)

    中毒は毎年10人に1人がかかっているとされる私たちの身近にある脅威だ。特に卵や肉などを介した「サルモネラ菌」は、日では中毒の1~3割の原因であるとされ、世界的には4大原因疾患にも数えられている危険なヤツだ。 来は動物の消化管に常在する腸内細菌なのだが、その一部が植物に感染する能力を獲得してしまったそうだ。 そのサルモネラ菌はレタスやほうれん草の防衛メカニズムを潜り抜け、「気孔」という植物が呼吸や水分を放出するために使う孔から葉の内部に滑り込む。 そうして内部に侵入してしまえば、水洗いしても化学処理をしても除去することができないという、私たちのの安全を脅かす由々しき事態となりつつある。 変異したサルモネラ菌、植物の免疫反応を迂回 菌類や植物細菌なら気孔の入り口を力づくで押し通ってしまうことが知られているが、人間や動物に感染するサルモネラ菌までそんな力を身につけてしまったようだ。

    驚くべき変異。サルモネラ菌が植物に感染する能力を獲得したことが判明(米研究)
  • 継父は思わず涙ぐむ。父の日に受け取ったのは、娘が大切に保管していた大量の付箋。それは見覚えのある…

    先月21日は父の日だったが、アメリカで父の日に合わせて大好きな継父に最高のプレゼントをした女性のツイートが人々の心を揺さぶっている。 その女性は21歳のソフィアさん。プレゼントを受け取ったのは彼女の継父のブライアンさんだ。 愛する娘からもらった包みを大喜びで開けたブライアンさん。ところが中から現れた見覚えある黄色いメモに感極まってしまう。 額の中にきれいに並べてある大量の付箋。なんとそれらは中学校時代にうつ病などを患っていたソフィアさんのために、ブライアンさんが毎日欠かさず書いていた励ましのメッセージだったのだ。 Girl’s Gift to Stepdad for Father’s Day Brings Millions to Tears as Video Goes Viral 包みから現れたのは?感極まるブライアンさん これは昨年6月にメリーランド州在住のソフィア・ウィルコックスさんが

    継父は思わず涙ぐむ。父の日に受け取ったのは、娘が大切に保管していた大量の付箋。それは見覚えのある…
  • 世界一呪われた絵と言われている「デルフィーン・ラローリーの肖像画」の背後にある物語 : カラパイア

    デルフィーン・ラローリーの肖像画は、世界一呪われた絵と言われている。数々の恐ろしい超常現象を引き起こし、現在の持ち主は、人々に災いが及ばぬよう、誰にも知られていない場所にこの絵を隠しているとされている。 この絵には悪魔が宿り、昔、奴隷を虐待した女主人デルフィーン・ラローリーを再現していると言われている。この肖像画を見た者は、なにか陰なものに圧倒され、胸が締めつけられ、どうにも耐え難い毒をもった不安に苛まれるという。

    世界一呪われた絵と言われている「デルフィーン・ラローリーの肖像画」の背後にある物語 : カラパイア
  • 7年ぶりに発見された羊、毛量大幅アップで巨大化していた(オーストラリア)

    かつて、ニュージーランドでも脱走した羊のシュレックが巨大毛玉となって6年後に発見され話題となったが、同様のケースが発生したようだ。 オーストラリア、タスマニア島で火災が発生し、ある農場から1頭の羊が行方不明となっていた。その羊が7年ぶりに発見されたという。 羊毛の為に飼育されている羊は、年に1度毛刈りをしないとどんどん毛が伸びていってしまう。7年分の毛を身に着けた羊のプリックルスは、とてつもなく巨大化していた。 Shear genius: Prickles the sheep donates her fleece 2013年に発生した火災で行方不明になった羊“プリックルス” タスマニア島でダナリー農場を運営しているアリス・グレイさんは、今年4月10日に息子の6歳の誕生日を祝うため、自身の農場でBBQの準備をしていた。 その時、少し離れた場所に白くて大きな丸い塊があるのを見たアリスさんは、や

    7年ぶりに発見された羊、毛量大幅アップで巨大化していた(オーストラリア)
  • 馬は信頼している人間の顔を認識し、写真からでも見分けることができる(フランス研究)

    群れで暮らす社会的動物は、嗅覚的、聴覚的、視覚的な手掛かりに基づいて仲間の個体認識を行っている。この能力は敵や味方を見分け、行動を決定するために必要なものだ。 では人間に対してはどうなのだろう? 今回、フランスの研究チームは馬を対象に、どれだけ人間の写真を認識できるかという実験を行った。その結果、馬は飼育係のような信頼関係のある人の顔を認識し、見知らぬ人の写真と見分けることが可能であることが判明したという。『Scientific American』などが伝えている。 馬が人間の顔を認識できるか実験 これまでの研究によると、猿や鳥、家畜など、社会的な生活を営む動物の一部は顔の特徴によって同種の個体を識別することができ、写真だけを見ても異なる顔を区別できる高い知能があることが明らかになっている。 では、馬はどうだろうか。 この画像を大きなサイズで見るWolfBlur/pixabay 25~30

    馬は信頼している人間の顔を認識し、写真からでも見分けることができる(フランス研究)
  • 粒子加速器の中に頭を入れた科学者、アナトーリ・ブゴルスキーの物語(ロシア)

    頭を入れたらまずいものはたくさんあるが、荷電粒子を加速する装置、粒子加速器もその1つだろう。最大で光速近くまで粒子を加速させているのだから。 1978年7月13日は、36歳のロシア人科学者、アナトーリ・ブゴルスキーにとって、最悪の日となってしまった。 粒子加速器に問題が生じたため、装置の中に頭を入れて故障部品の確認をしていたところ、 76電子ボルトの陽子線の進路上に彼の頭が入ってしまったのだ。 粒子加速器の陽子線が頭を貫く ブゴルスキーは、ロシア、セルプホフ市プロトヴィノにある高エネルギー物理研究所で働いていた。粒子加速器に問題が生じたので、強力な陽子線が放たれる装置の中に頭を入れて故障部品を確認しようとした。 そのとき装置は作動していないはずだったが、実はまだ動いていた。危険を知らせるはずのアラームが、前の実験の間、オフにされたまま、もとに戻されていなかったのだ。 たちまち、目に見えない

    粒子加速器の中に頭を入れた科学者、アナトーリ・ブゴルスキーの物語(ロシア)
  • 家で布マスクを作るなら、異なった生地を組み合わせると良い。アメリカの科学者が勧める生地と組み合わせ【ライフハック】

    家で布マスクを作るなら、異なった生地を組み合わせると良い。アメリカの科学者が勧める生地と組み合わせ【ライフハック】 記事の文にスキップ なかなかマスクが手に入らないこのご時世、自分で手作りしてみようという人もいるだろう。マスクの作り方なら既にあちこちで紹介されている。 でも、どうせ作るのならフィルター効果の高いものを作りたいだろう。そんなあなたのために、科学者がお勧めする最高のマスク生地がある。それは、「綿」と「天然シルク」や「シフォン」の組み合わせだそうだ。 コロナウイルスは飛沫感染をする。つまり感染者が咳やクシャミをしたときに飛ばす鼻水やら唾液やらで感染する。マスクをすることで飛沫を抑えれば、人に感染させることを防ぐことができる。 シカゴ大学(アメリカ)の研究者によれば、異なる生地を組み合わせることで最良のフィルター効果を得られるのだそうだ。 フィルター効果の高い生地は? 『Amer

    家で布マスクを作るなら、異なった生地を組み合わせると良い。アメリカの科学者が勧める生地と組み合わせ【ライフハック】
  • これは要チェック!19世紀~20世紀の数千点以上のイラストが無料ダウンロード可能に

    アートサイクロペディアの中で、「や雑誌のイラストでは前例のない卓越性を持った時代だった」と述べられているように、19世紀末から20世紀初頭にかけてイラストレーションは黄金時代を迎えた。 その時代の著名なアーティストとして例を挙げると、ビアトリクス・ポター、ジョン・テニエル、エミール・バヤール、ハリー・クラークなどだが、他にもまだまだ世界的に有名なイラストレーターが当時には存在していた。 そうした彼らの画像が、オンラインデータベース『Old Book Illustrations』で無料ダウンロードできるという。 学術資料として存在する『Old Book Illustrations』 19世紀末から20世紀にかけて、絵というスタイルに恩恵を受けたのは「完全に読み書きができる人」ではなかった。 一般的に、読み物には挿絵がついていることを期待し、読み書きができずともそのイラストでストーリーを理

    これは要チェック!19世紀~20世紀の数千点以上のイラストが無料ダウンロード可能に
  • 科学がまだ解決していない7つの謎の音(音声あり)

    突然鳴り響く音は人の心を慄然とさせる。それが原因不明ならばなおのことだ。 古来よりミステリアスな音は伝説や怪奇談のインスピレーションの源泉であったが、好奇心旺盛な科学者たちの調査対象でもあった。 ここで紹介するのは、そんなミステリアスな音の数々だ。それは一体どこから鳴り響いてくるのだろう? 謎の爆音、セネカガン(アメリカ、カナダ) 米ニューヨーク州セネカ湖やノースカロライナ州アウターバンクス、カナダなどでは、1世紀以上も謎の爆音が耳にされている。 それは窓を震わせ、衝撃でドアがしまってしまう大砲のような轟音で、地震との関連性が指摘されているが、つながりを示す直接的な証拠は見つかっていない。 また地震起因説以外にも、隕石、軍事行動、水中から弾けるメタンガスなども原因として疑われている。大砲のような音とは言っても、特に危険性はないようで、差し迫った問題というわけではない。 52ヘルツの鯨「世界

    科学がまだ解決していない7つの謎の音(音声あり)
  • 史上初、原子が結合・分離する様子がリアルタイムで撮影される(独英研究)

    この世のあらゆるものが原子同士の結合によって作られている。太陽も、地球も、もちろん私たちもそうだ。どの物質も2つの原子が結合し、物質を形成するという化学的プロセスの賜物だ。 世界の成り立ちには必要不可欠なこのプロセスであるが、その瞬間をカメラが捉えたことはない。それは人間の髪の毛の50万分の1という極小のスケールでの出来事なのだから無理もない。 しかし、ある国際グループがついにその撮影に成功したという。『Science Advances』(1月17日付)で発表されたそれは、原子と原子の結合をリアルタイムで捉えた史上初の動画だ。 Atoms bonding caught on camera 2つのレニウム原子が結びつき、別れ、再び結びつく瞬間 20秒弱の動画には、カーボンナノチューブの中を移動する2つの原子が映し出されている。 撮影したのは、独ウルム大学と英ノッティンガム大学の研究グループ。

    史上初、原子が結合・分離する様子がリアルタイムで撮影される(独英研究)
  • 実戦投入寸前までいったけど実際には使用されなかった10の兵器とその理由

    戦争は国家の威信をかけた戦いである。勝者になるか敗者になるかでその後の明暗が大きく分かれることとなる。 そのため、戦場で有利に立つために、お金に糸目をつけず、新兵器の開発に全力を注ぐのだ。だが時としてそれは大きな賭けとなる。 大きな戦果を挙げてきた優れた兵器の影には、日の目を見ない兵器も開発されていたのだ。ここでは実戦投入寸前までいったけど、実際には使用されることのなかった10の兵器をその理由とともに見ていこう。 10. パックルガン(イギリス) この画像を大きなサイズで見る Mike Peel/wikimedia commons イギリスの弁護士ジェームズ・パックルが1718年までに発明し特許を取得した、記録に残るものとしては世界初の機関銃だ。精度や射程を損なうことなく、単発式の銃の3倍の速度で弾を撃つことができた。 苦痛を最大化するために四角い銃弾を射出することも可能とされ、もし有力な

    実戦投入寸前までいったけど実際には使用されなかった10の兵器とその理由
  • 2019年の錯視コンテスト。今年は「二軸錯視」が年間大賞を受賞

    さあみんなお待ちかねの錯視の時間だ。 今回は、毎年恒例の錯視コンテスト「the Best Illusion of the Year」の上位3つを占める作品で、2019年を代表する素晴らしいものばかり。 あえて騙されたい人も存分に混乱できる映像で脳の限界に迫ってみよう。 2019年のベスト錯視コンテスト優勝作品 このコンテストは、アメリカで知覚と認知の相関関係の研究推進活動を行う非営利法人Neural Correlate Society(神経相関学会)が毎年開催しているもので、2016年には日の杉原厚吉氏の作品が2位を獲得している。

    2019年の錯視コンテスト。今年は「二軸錯視」が年間大賞を受賞
  • 宇宙はそれ自体が量子物体で、無数にある宇宙と相互に作用している可能性(ロシア研究)

    あるものが同時に複数の場所に存在しうる――それが量子の世界であって、人類が知る現象としてはおそらくもっとも驚くべきものであろう。 もし、それがミクロの領域やシュレーディンガーのネコにとどまらず、この宇宙自体がひとつの量子物体で、他の宇宙と相互に作用しているのだとしたら? ちょっと何を言っているのかわからないかもしれない。だが、それがロシア、イマニュエル・カント・バルト連邦大学の研究グループが導き出した結論だ。 リビングで寝そべりながら、キッチンで餌をべる あなたのお家のはリビングのソファでゆったりと寝そべっている。それでいて、キッチンではボウルに盛られた餌をべている。 そんな場面を想像することができるだろうか。はどちらかにいるのでなく、同時にソファとボウルがあるところに存在しているのだ。 しかし、それはあなたがを観測する前の話だ。あなたがその姿を目撃した瞬間、の居場所はソファ

    宇宙はそれ自体が量子物体で、無数にある宇宙と相互に作用している可能性(ロシア研究)
  • 独自の伝統を持つチベットの仏教音楽の歴史とその美しい楽譜

    @NotationIsGreat / twitter 信仰というものは、それが根差している場所の文化の傾向や色合いを映し出すものだ。7世紀、仏教が伝来したチベットでも確かにそうだった。 もともとここにあった土着のボン教によって、この地で仏教は徐々に形を変えていった。こうした融合から生まれた多くの創造的な活動の中でも、チベットの仏教音楽は非常に重要なものとして認識されている。 チベット仏教音楽の特徴 西洋の宗教音楽と同様、チベット音楽にも、複雑な記譜体系と、宗教歌が書かれた長い歴史がある。 チベット仏教体験の不可欠な要素は、記譜法が神聖な音や世代を超えた儀式の転移を可能にしたということだ。神聖な歌詞を覚え、献身を表わし、邪悪な霊を追い払い、神に祈るための手段なのだ。 これらの特徴のいくつかは、意識の高さや静かな瞑想に焦点を当てた西方の世俗的な仏教徒にとっては、異質かもしれないが、程度の差こそ

    独自の伝統を持つチベットの仏教音楽の歴史とその美しい楽譜
  • 海中写真から青緑色を除去し、本当の色を再現するアルゴリズムを海洋学者が開発

    海の中で自然光で水中写真を撮影すると、まるでフィルターを通したかのように青緑色を帯びてしまうことが多い。 海の浅いところであっても、そこに差し込む光は吸収・散乱してしまい、赤や黄色といったサンゴならではの色合いはほとんど消えてしまう。 青みを帯びた水中写真は、フォトショップなどの画像処理ツールで修正することは可能だが、それだと人工的な色合いになってしまい、実際の色とは違ったものとなってしまう。 そこで海洋学者は、、海底を彩る当の色を再現できるアルゴリズムを開発した。 This researcher created an algorithm that removes the water from underwater images 海水の青緑色の歪みを取り除くアルゴリズム エンジニアで海洋学者、水中写真家であるダーリャ・アッカイナク(Derya Akkaynak)氏は、海底を彩る当の色を

    海中写真から青緑色を除去し、本当の色を再現するアルゴリズムを海洋学者が開発
  • 人間の脳は最大11次元の構造を作り上げることができる。スイスの科学者がその証拠を発見

    古典的な数学を応用することで、脳の構造を観察するまったく新しい方法が考案された。それによると、脳は最大11次元で稼働する多次元幾何学的構造なのだとか。 「想像だにしなかった世界が見つかってしまいました」とスイス連邦工科大学ローザンヌ校の神経科学者アンリ・マークラム氏は当時コメントしている。 「脳の小さな断片ですら、こうした物体が数千も7次元を超えて存在していたのです。一部のネットワークでは11次元構造すら見つかりました。」 人は世界を3次元の空間としてとらえる生き物だ。4次元空間でさえまともに想像できないのに、突然11次元と告げられても、何のことやらまるで理解がついていかない。いったいどういうことなのか? 高次元幾何学物体としての脳 この数学的脳モデルは、スーパーコンピューターでヒト脳を再現しようという計画「ブルー・ブレイン・プロジェクト」の研究チームによって作られた。 研究チームは、「代

    人間の脳は最大11次元の構造を作り上げることができる。スイスの科学者がその証拠を発見