すでに発行されたクレジットカードは世界中に50億枚、100億枚ともいわれています。これら発行済みのカードをすべて入れ替えるのは物理的に非常に困難。ゆえに、クレジットカードの基本構造が50年以上前から変わっていません。その脆弱性をカバーするのがカード決済でのセキュリティコード入力なのです。 カード裏面のセキュリティコード クレジットカードの基本構造の古さゆえの脆弱性をソフトなどの運用面でカバーしています。カード会社は詐欺を防ぐために、さまざまな対策をしており、そのおかげでクレジットカード詐欺の規模が縮小しているのは確かです。 そんなカード会社の対策の1つが、ユーザー管理。カード会社には、買い物をする場所・購入品・地域・頻度などのデータを日々蓄積しています。そして、イレギュラーな行動があるとカード会社は不正使用を疑います。 しかし、クレジットカードからデータを読み取る「スキミング」で作られたカ