まずはじめに、「無限の苦しみ」と「有限の限りなく大きな苦しみ」というものは、この世に存在するあらゆる社会問題(国際情勢、戦争、貧困、環境問題・・・)よりも重大な問題であると、個人的には思っている。感覚的には理解してもらえないかもしれないが、内容自体はそれほど複雑なものではないので、理屈だけでも理解していただきたい。 まず、無限の苦しみの「無限」という言葉は、比喩的にとても大きいといった意味ではなく、文字通りの「無限大」という意味だ。また、「有限の限りなく大きな苦しみ」というのは、無限ではないが、今まで人間が感じてきたどんな苦しみよりもはるかに大きいような非現実な有限の苦しみ、ということを指している。 このように言われてもあまりイメージしづらいかもしれない。これから、「無限の苦しみ」と「有限の限りなく大きな苦しみ」という抽象的で実体がないように思えるものが、もしかすると、現実に生じているよう