「問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。 筑波大学の奥村真衣子氏と園山繁樹教授による研究によれば、選択性緘黙(場面緘黙症)を克服した平均年齢は17.6歳です。この研究成果は2014年度日本特殊教育学会第52回大会(高知大学・高知県立県民文化ホール オレンジホール)でポスター発表されたので、もうご存知の方もおられると思います。 奥村真衣子・園山繁樹(2014). 選択性緘黙の症状克服に影響を与える要因の検討-経験者への質問紙調査から 日本特殊教育学会第52回大会ポスター発表. 奥村・園山(2014)は選択性緘黙者の視点に立った緘黙の克服要因を探索した研究です。選択性緘黙の団体に所属する緘黙経験者に質問紙に回答してもらいました。回答者は22名(男性5人)