今夏公開予定の高畑勲監督最新作『かぐや姫の物語』の公開日が、今秋に延期されることが4日、わかった。映画『火垂るの墓』(1988年)などで知られる高畑監督にとって、『ホーホケキョとなりの山田くん』(1999年)以来、14年ぶりの新作。盟友・宮崎駿監督最新作『風立ちぬ』との“同日公開”を予定していたが、製作に遅れが見られる状況を鑑みて、配給会社の東宝が公開延期を決めた。『風立ちぬ』については変更なく今夏公開予定。 日本のアニメーションを黎明期から支えた巨匠2人が、それぞれ独立した長編映画で相まみえることで注目されていた両作。『かぐや姫の物語』の公開延期の経緯について、東宝は「今年に入り、スタジオジブリより製作状況の連絡があり、同日公開予定の宮崎駿監督作品『風立ちぬ』の製作とほぼ同じレベルの進行状況にはあるものの、絵コンテがまだ完成をみない」と、報告を受けたという。 『かぐや姫の物語』は、日本最