2月23日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターにて世界最大の映画の祭典「第87回アカデミー賞」の授賞式が行われた。「長編アニメーション賞」は、日本からスタジオジブリの高畑勲・監督作『かぐや姫の物語』がノミネートされていたが、受賞はならず。昨年に続き、ディズニー作品(『ベイマックス』)に軍配があがった。 <日本でも大ヒットを記録したディズニー『ベイマックス』フォトギャラリー(大サイズ)> 2013年に公開され、その匠の技で「国宝級」とまで称された本作。日本最古の物語文学「竹取物語」に隠された、ひとりの少女・かぐや姫の“罪と罰”を高畑監督が独特のタッチで描いたもの。製作に8年を費やし、総製作費は50億円が投じられた。 今年のアカデミー賞の中でも、日本からのノミネート作品とあって国内では特に注目を集めていた「長編アニメーション賞」。宮崎駿の監督作『風立ちぬ』が受賞を逃した昨年に続いての