大和田伸也さんは昔からあの低い美声と眼光の鋭さも相まって「演技が濃い」イメージでした。それが強く印象づけられたのが、フジテレビ系列で放送されていた今はなき昼ドラ「真珠夫人」。 しかし〈カムカムエヴリバディ〉でのおじいちゃんは、相変わらず濃いながらもチャーミングで優しく、とっても素敵でした。 第1話で、大鍋の中の小豆に向かって「おいしゅうなれ、おいしゅうなれ」と美声を発する場面は、まるで魔法使いが呪文を唱えているようで可笑しかった (≧∇≦)b 実際、笑いを誘う演出だったと思います。 それがね、今日は涙、涙でしたよ。 死を前に、孫娘を懸命に案ずるあの眼差しと「幸せになれ」という心からの言葉、安子に触れようとする震える手。思い出しても目頭が熱くなります。 けど、空襲で破壊される町を目にすることなく逝ったのは本人にとっても家族にとってもよかったのかな、とも。 一方、雉真家。 勇が、「家のための結
