加工食品などに使われている甘味料が原因とみられる食物アレルギーの患者が30人余り報告されていたことが、専門の医師らの初めての全国調査で分かりました。 医師は、甘味料がアレルギーの原因になることはあまり知られていないとして注意を呼びかけています。 調査したのは、国立病院機構相模原病院の医師や栄養士などのグループで、去年10月、食物アレルギーの患者を診療している全国の医師などに依頼し、およそ880人から回答を得ました。 それによりますと、食事の後にアレルギーの症状が出て、医療機関を受診した人で、甘味料による食物アレルギーと診断された人が15人、疑いがあるとされた人が18人いたことが分かりました。 中には呼吸困難などの重い症状が出た人もいるということです。 甘味料別では▽「エリスリトール」が15人、▽「キシリトール」が10人、▽「ステビア」が2人などとなっています。 甘味料はアレルギー物質として