吉本浩二先生が週刊雑誌『モーニング』で連載している作品で、こづかい制度に悩む小市民の「ちょっと苦笑いされる日常」を描いているらしいのですが、ネット上での捉えられ方は異なっています。 ▲モーニング 2020年30号 293ページより。 特に話題になったのが「ステーション・バー」の村田。彼は駅の片隅でこっそりと酒を飲み、駅にいる人々の人生を勝手に眺めて「生の映画を観ているようなモンだよ……」と感涙し、おまけに昼食はいつも名古屋駅のきしめんをすごい表情で食べているわけです。そんなわけで本作の登場人物たちは、こづかい怪人とすら呼ばれています。まあ呼ばれるよね。 前述のように、『こづかい万歳』はこづかい制度に悩みつつも人生を楽しく生きようという人たちの話なのに、なぜかこんなとんでもない人物が出てきてしまうわけです(ただし、ステーション・バー村田は1巻には登場しません。2巻に収録予定なので、1巻を買っ