先日、民主党の河村たかし衆院議員から南京事件について意見を聴く機会がありました。河村氏というと、「総理をねらう男」としてしょっちゅうテレビに出ているから有名ですね。柔らかい(?)名古屋弁でずけずけモノを言う印象がありましたが、歴史問題について話したのは初めてです。 実は河村氏の10年前に亡くなったお父さんは、陸軍伍長として中国で終戦を向かえ、翌日の昭和20年8月16日に上海から南京にたどり着き、翌年1月まで南京市郊外の寺で暮らしていたのだそうです。そして10年前には戦友とともに、南京市に桜木1000本を贈ったといいます。 河村氏はその縁もあり、今年4月にお父さんの戦友とともに南京に行き、南京大虐殺記念館を訪問しました。その際、60年前に南京市民に大変世話になったという戦友の一人が、記念館の展示を見て「このままじゃ、日中友好は難しいね」とつぶやいたといいます。 河村氏は南京市の幹部らと