「無冠の帝王」なんてのは本来孔子に冠せられた言葉で格好良すぎるが、残念ながらゆきゆき亭こやんは一度賞というものを貰っている。 二〇〇一年の第三十五回詩人会議新人賞評論部門で『日本語と押韻(ライミング)』が受賞している。 詩人会議がどういう団体か全く知らずに、ただ「公募ガイド」見て適当に応募したら、なぜか受賞してしまったというものだ。 まあ、思想的に多少は問題あるものの、これも一つの縁と一年くらい詩人会議と付き合うことになったが、このあとすぐにあの9-11同時多発テロ事件があり、詩人会議の方も反米路線を強化することとなり、まあ結局は思想的問題で追い出されるような形でやめてゆくことになった。 まあ、それでもいろいろな人に逢えたし、楽しい一年ではあった。本書はその頃書いた文章を集めたもので、今思えば人生の中でほんのわずかだが、文壇とやらの表舞台に立った時期でもあったwww。 『日本語と押韻(ライ