日本で暮らす外国人が増える中、災害や行政に関する情報などを「やさしい日本語」でわかりやすく伝える取り組みについて、文化庁が初めて調査したところ半数近い人が「取り組みが必要」と考えていることがわかりました。 「やさしい日本語」は、日本語を母語としない人が理解しやすいよう、 ▽一文を短くしたり、 ▽「危険」は「危ない」に、「大規模」は「大きい」に言いかえるなど、 簡単な表現を使ったりして伝えるものです。 日本語の使い方などの変化を毎年調査している文化庁は、今回初めて「やさしい日本語」をテーマに調べ、全国の16歳以上の男女、1994人が回答しました。 この中で、災害や行政に関する情報を日本に住む外国人向けに「やさしい日本語」で伝える取り組みを知っているか聞いたところ、 ▽「知らない」と答えた人が68%にのぼり、 ▽「知っている」と答えた人は30%にとどまりました。 一方で、情報を届けるために必要