複数の「エリア」が組み合わせられる構成は、難解な“取扱説明書”のようでもあり、時代によって揺れ動く落ち着きのない “パズルのピース” のようでもあります。 とっても合理的に設計されている反面、そのつくりがきわめてややこしいことはたしかです。 しかしながらそうは言っても、どうしても教科書を使って勉強をしなければいけない方もいるでしょうし、機会さえあれば小手先ではなく真正面からガッチリと通史を学んでみたいという人も少なくないのではないでしょうか(*1)。 そこで、世界史教科書全体の“骨格”を踏まえた上で、世界史の教科書を最初から最後まで、 「カンタンすぎず、難しすぎず」をモットーに解説してみることにしました。 できるだけ細かな点は禁欲し、“グローバル”なスケールで「世界史のエッセンス」に触れることができるような仕掛けを用意したつもりです(*2)。 以下の目次には【←戻る】【進む→】のリンクを付