アトピー性皮膚炎の20%~30%の人が、フィラグリンの遺伝子異常がみられると言われています。 このフィラグリンとはプロフィラグリンとして表皮で生成され分解されて皮膚のバリア機能を担います。更に分解されると肌の天然保湿因子になる遺伝子です。 このフィラグリンはフィラグリン蛋白質と呼ばれアトピーの患者のほぼ全ての人が低下していると言われます。 このフィラグリンの発現をコントロールする研究が京都大学で行われています。 今までは外用薬で免疫の異常を抑える治療が主流でしたし、現在病院でもらう薬もこのタイプです。しかしフィラグリンをコントロール出来る遺伝子治療が主流になれば肌に係る負担も少なく副作用もないのではないかと期待されています。 まだ10年くらいかかるらしいのですがね。 他にもオーダーメイド治療といってアトピーを引き起こす遺伝子を特定して、ピンポイントで遺伝子に働きかける治療の研究も岐阜大学で