マラソン出場歴17回のErich Manser氏は、法的認定を受けた視覚障害者です。網膜色素変性症を患い、視力の程度は「パラフィン紙で覆ったストローを通して見たような感じ」だと言います。 4月にErich Manser氏はボストンマラソンに8回目の出場を果たし、完走しました。しかし今回はこれまでとは異なり、Airaという視覚障害者支援技術を使用して完走した初のレースだったのです。網膜色素変性症のため盲目と認定され、過去のマラソンでは伴走者とともに走っていたManser氏(44歳)ですが、今回は伴走者の他にGoogle Glassesを装着して走ったのです。そこに搭載されたカメラで撮影した一人称視点映像が、1,000km近く離れたオハイオ州コロンバスにいるヘルパーのJessica Jakewayさんに生中継され、彼女がそれを見ながらBluetoothのヘッドセットを通して音声指示を出すという