ヴィトゲンシュタインさんも「私の言葉の境界が、私の世界の境界を意味する」とおっしゃっているように、100%ではないにしても、人の思考力はその人の言語能力に強く依存している。自分の中に表現したいことがモヤモヤと湧き出ていても、そのモヤモヤにくっきりとした輪郭を与え他の人に正確に伝えるには、それにピッタリとくる言葉を与えるしかない。それに失敗しても、ジェスチャーや図を利用してなんとか思いを伝達できるかもしれないが、言葉で済ませられるならそれが一番手っ取り早い。 そんなわけで、 語彙が多ければ多いほど人の思考力、理解力、表現力は強化される 思考力、理解力、表現力が高ければ良い仕事、良い地位にありつくことができ、ハッピーな人生を送れる かどうかは定かではないが、そんな調子で人を煽ってボキャブラリー増強の道へといざなおうとするのがこの本: Instant Word Power (Signet) 作者