企業情報ユーザーのステークホルダー属性 企業情報のコンテンツを考えるとき、ターゲットの設定を決めかねるというケースが少なくないようである。 業界によって割合は均一ではないが、平均的な企業情報サイトユーザーの分布を見ると、「自分自身や家族がその会社の製品を利用したことがある・利用する可能性がある」人が最も多く、58%を占める。次いで「製品・サービスを業務上利用したことがある・利用する可能性がある」人と「投資したことがある・投資に興味がある」人がそれぞれ23%である。ただし、業務での利用者の割合は電機・精密や運輸といったビジネス顧客が多い業界ではもっと高くなる。 逆に、伝統的な企業広報のターゲットである報道関係者、アナリスト、研究者は1%にも満たない。 この他、多様なステークホルダーが企業情報サイトユーザーとなっている(図表1)。 しかし、数の上からは顕在・潜在の顧客が最も重要なターゲットとし