「風が吹けば桶屋がもうかる」とはよく言ったもので、まさか色とりどりのケリーバッグやイタリア製高級スポーツカー「マセラティ」が、国際赤十字の傘下組織である中国紅十字に中国中央電視台(CCTV)、新華社、人民日報、中国青年報など並みいる中国官製メディア関係者を呼び集めて内部対応会議を開く騒ぎに発展するなんて、最初は誰が想像しただろう。 もとはといえば、前回の「ホワイトハウス中国人インターン」話のように、どこかのちょっとした小金持ちの女の子が中国国内向けマイクロブログ「新浪微博」で自分の持ち物をこれ見よがしに並べていただけだった。繰り返しになるが、中国ではまったく無名の人物が突然ニュースの前面に飛びだしてくることがよくある。なので、彼女の20歳という年齢に不相応なスポーツカーの見せびらかし程度なら、嫉妬に燃えたネットユーザーたちのおもちゃにされ、嫌がらせでサイトが炎上したという話題を提供する程度
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