入所者の男女3人が転落死し、元職員が逮捕された「Sアミーユ川崎幸町」(16日午前9時40分、川崎市幸区で、本社ヘリから)=稲垣政則撮影 川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で2014年11~12月、入所者の男女3人が相次いで転落死した事件で、神奈川県警は15日深夜、同施設の元職員今井隼人容疑者(23)(横浜市神奈川区立町)を、3人のうち最初に死亡した 丑沢 ( うしざわ ) 民雄さん(当時87歳)に対する殺人容疑で逮捕した。 今井容疑者は「(丑沢さんを)投げ落としたのは間違いない」と供述しているという。他の2人についても話をしているといい、県警は動機の解明など慎重に捜査を進めている。 発表によると、今井容疑者は14年11月3日午後11時頃から翌4日午前1時50分頃までの間に、入所していた丑沢さんを4階居室のベランダから投げ落とし、殺害した疑い。丑沢さんは内臓破裂で死亡した。