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ブックマーク / www.nextftp.com (3)

  • オタク趣味以外にアイデンティティを補強する手段を持たない人達(汎適所属)

    オタク趣味以外にアイデンティティを補強する手段を持たない人達 ――オタク趣味に後ろ向きだけど、すがりつかずにはいられないという矛盾―― 【はじめに】 Zさん(仮称)はオタク趣味人としてハイレベルな知識と経験を持った、手強いオタクさんである。専攻はコミック分野・洋物ファンタジーあたりだろうか。一方で、東洋思想や西洋哲学、宗教学などへの造詣も深く、オタクな話題を交換する時にもそれらを交えた芳醇な視点を提供してくださる方である。 このZさんと話をしていた時に、興味深い台詞が出てきてハッとさせられた。 「世に言うオタの人達は、生業としている仕事や全人格的なモノ※1を帰属先とせず、趣味の分野でアイデンティテイを形成しているのかしら? 」 ああ、オタク趣味やサブカルチャーにアイデンティティ・自己実現感を依存している人があまりにも周囲に多すぎるせいで、Zさんのようなオタクさんが存在していることをすっか

  • 脱オタサイトの歴史・2005年までを振り返って(汎適所属)

    2005年度の萌え特集では、第三世代(1970年代後半より下の世代が中核をなす)以降の被差別オタクや萌えオタクの特徴として、異性(とモテる男性)に関する劣等感や自己不全感・自己評価の低さがみられることを示唆してきた。これらの特徴はオタク趣味愛好家の全てにみられるわけではないにせよ、該当世代・該当タイプのオタクにはかなり多くみられると私は確信している。 異性やコミュニケーションに関連した劣等感・自己不全感を隠し持ったオタクが沢山いれば、劣等感などの諸問題の解決法を取り扱おうとするサイトが出てきてもおかしくはない。実際、後に“脱オタ系”とまとめられる一連のサイト群は少なくとも1998年頃から誕生しはじめており、後の“脱オタの歴史”に大きな痕跡を残すこととなる。当初、これらのサイトは管理者当人からの遠慮の無い投影を含んでいた為か、オタクを馬鹿にする眼差しが強い等の色々な弱点も抱えてはいたが、電車

  • オタクにみられる防衛機制、合理化・知性化(汎適所属)

    ・合理化(rationalization) 自分のとった行動や態度(または、自分がしたくてもとれなかった行動や態度)に対して合理性・倫理性のある理由をつける事によって、自分のアクション(や出来なかったアクション)によってもたらされた不安や葛藤を軽減させるという防衛機制。来なら満たしたいけども満たす事が困難な衝動・欲求をあきらめざるを得ない際に伴う、葛藤・不安・怒り――こういった諸々が心の中に渦巻く時、心の均衡を維持すべく「これはこういう理由で、やった方が(やらない方が)良いのだ」という理由を(主として自分に対し)後づけするため、自己欺瞞的色彩を呈しがちだ。 例としては、イソップの「狐と葡萄」の話が特に有名である。だが、イソップの例でも分かるとおり、周囲の者からは自己欺瞞的・自己正当化的色彩が何となく感じられたり、変に緊張を帯びた主張となったりと、何かしらの「気になる」ポイントを抽出できる

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