この画像を大きなサイズで見る 厳格な親や環境のもとで育つ子どもは嘘が上手になる可能性が、最新の研究によって明らかになった。 イギリスの著名サイコセラピスト(心理療法士)のフィリッパ・ペリーは先頃、「子どもの嘘は、いわば親子が共同で生み出しているようなもの。子どもが安心して本音や真実を言えないような厳格な環境を作り出している親は、子どもに嘘をつかれたとしても、それは自らの責任である」と発言して、ちょっとした物議を醸した。 カナダの心理学者で教育学者のヴィクトリア・タルウォー博士の研究結果は、ペリーの言葉をある種裏付けている。タルウォー博士は今回、西アフリカにある2つの学校で、「覗き見ゲーム」と称する実験を行った。2校のうち、1校は規則がゆるく開放的で、もう1校は懲罰を含めた厳格な校風を特徴とする。 実験は、物体を隠して子どもたちから見えないようにした状態で、音だけでそれがどういう物であるかを