埼玉県所沢市の「西武園ゆうえんち」で昨年5月、アーケードや店舗が焼けた火災で、県警は、焼けた店舗の一つを経営していた男(45)を非現住建造物等放火と、火災保険金をだまし取ったとする詐欺の疑いで書類送検した。10日付。捜査関係者への取材でわかった。 容疑は昨年5月12日夜、園内のアーケード街の建造物に放火して店舗などを焼失させ、自身の店にかけていた火災保険金をだまし取った、というもの。火災は店舗などが並ぶアーケード(長さ約135メートル、高さ約6メートル)の半分ほどが焼け、約10店舗のうち3店舗が全焼するなどした。けが人はいなかった。同園は同年6月2日まで休園した。 火災当日は午後4時半に閉園し、同8時ごろには事務所の社員も退園していたという。