日本文化を形成してきたコンセプト 日本の「生きがい」という言葉は、徐々に世界にも知られるようになり、脳科学者の茂木健一郎の著書『IKIGAI』は世界で多くの言語に訳された。ドイツでも「生きがい」について紹介し、実践するための方法を紹介する本が、現在数多く出版されている。 そして海外向け著書の第二弾として、茂木は、日本人の重要なコンセプト「和み」について新著で紹介した。一体それは何を意味するのか、独誌「南ドイツ新聞マガジン」が、茂木に聞いた。 茂木は、「和み」と言う言葉は「多様な人々がいかに調和して共存していくかという、日本的な考え方」を示し、「曹洞宗に重視されて以来、1400年間日本文化に影響を与え続けてきました」と言う。