「十勝農業放送局」4回目のテーマは「バイオガス発電」です。牛のふん尿から作ったバイオガスを利用した発電で、酪農王国十勝はその先進地となっています。 発電所が増える中で課題となっているのが、発電後に残る「消化液」という液体です。 この液体の活用が、バイオガス発電拡大のカギを握っています。 (NHK帯広 佐藤恭孝記者) 十勝で急増!バイオガス発電所取材にうかがったのは清水町にある「御影バイオガス発電所」。十勝地方で牧場を経営する企業グループが運営する国内最大級のバイオガス発電所です。 飼育する4000頭の牛のふん尿を利用して発電し、一般家庭1000世帯分の電気を生み出します。発電した電気は電力会社に買い取ってもらっています。 牛のふん尿を利用して発電するバイオガス発電は、再生可能エネルギーを活用することから脱炭素社会の実現に向けても注目が集まっています。 酪農が盛んな十勝地方ではバイオガス発電