「中学3年のころ、無為自閉(※引きこもり)の症状が出はじめたんです。ひどい幻覚や幻聴・妄想が始まりました。ある時、家中にある薬を全部飲んで、手首を切って自殺未遂をしたんです」 最初に自殺未遂をしたときのことを、漫画家・卯月妙子さん(50歳)はこう振り返る。 小学生のときに統合失調症を発症した。病状は現在まで続き、精神障害2級と認定されている。常に何種類もの薬が手放せず、ときには自傷行為をしたり、寝たきりになるほどの重症に陥ったりすることもあるという。 そんな中でも卯月さんは自伝的漫画『人間仮免中』『鬱くしき人々のうた 実録・閉鎖病棟』などの話題作を発表してきた。中でも2012年に発表した『人間仮免中』は「このマンガがすごい! 2013」でオトコ編の3位に入るなど、大きな反響を呼んだ。 作中では、 恋人や家族たちとの平和で幸せな日々を描く一方で、心の病に苦しむ姿や、「嫉妬で彼の首を切りつける
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