『文藝』1994年冬季号の「可能世界についての四つの可能な質問」より。 質問作成は三浦俊彦氏。 4つの質問というのは、おおざっぱに書くと 宇宙が始まり、生命が生まれ、意識が生まれる。この確率はほとんどゼロに近いといわれるが、現に生命、意識は存在する。この不思議を説明するための仮説として、次のどれに真実味を感じるか?魅力を感じるか?(で選択肢が並ぶがそれは省略) 現実にあなたは死ぬ。この悲しい感情に対する慰めとして効果がより大きいのは、次のどちらか?(選択肢は略) 必然的存在、つまりどの可能世界にも必ず登場する存在者はあるか? ボールペンを持ち、「ああ、私がこのボールペンだったらなあ」とつぶやき、「そしてこのボールペンが私だったらなあ」と付け加えてください。さて、あなたがこのボールペンであり、このボールペンがあなたであるような世界( )?この( )に適語を入れ、問いを完成させ、その答えも