特集 2008.11.01 「黄金町バザール」から広がるまちづくり 地元住民、大学、横浜市が目指す街のルネッサンス ■「裏風俗のまち」から「文化芸術のまち」へ 赤い京急電車が走る2つの高架下(京急日ノ出町駅、黄金町駅間)に「日ノ出スタジオ」と「黄金スタジオ」という2つのスタジオが出現したのをご存じだろうか? 日ノ出町駅寄りに建つ前者は、横浜国立大学大学院の建築都市スクールの学生と建築家で同教授の飯田善彦さんが設計したもの。ガラス張りで、3棟からなる分棟構造。一方、黄金町駅寄りの後者は、横浜を拠点とする建築家ユニット「みかんぐみ」の曽我部昌史さんが教授を務める神奈川大学工学部が設計したもので木造アトリエ棟、中は土間の空間となっている。現在これら2つのスタジオを中心に、全5ヶ国約30組のアーティスト、ショップが参加し、地域を巻き込んだアートイベント「黄金町バザール」が9月12日より開催中だ。