新種牡馬辞典シリーズを掲載中ですが、ふと何気なく日本馬事協会の家畜改良データバンクを閲覧していたら、繁殖登録馬の中に Kingmambo 産駒の*タイキダイナスティ(牡12)と*シンボリクリスエス産駒のアプレザンレーヴ(牡5)の名前を発見。いずれも歴としたサラブレッドですが、登録に当たっての品種は「日本スポーツホース種」となっています。 日本スポーツホース種というのは品種などに関係なく日本で乗馬向けに生産された馬を指し、実際の品種も様々なようですが、中には元競走馬としてバリバリにレースに出ていたサラブレッドも多数含まれているようです。ただ、血統的にはサラブレッドでも「サラブレッドとして」繁殖登録されていないので、これらが種牡馬・繁殖牝馬となってもその産駒がサラブレッドとして認められることはありません。つまり、アプレザンレーヴも*タイキダイナスティも完全な乗馬向け種牡馬ということになります。