満月と月の最接近が重なり、月が大きく見える「スーパームーン」となった日本時間の28日、米国では赤銅色に染まった皆既月食が観測された。 米西部ワイオミング州で撮影した天体写真家の中西昭雄さん(51)によると、現地時間の27日午後8時10分(日本時間28日午前11時10分)過ぎから全体が地球の影に隠れる皆既になり、約1時間15分にわたり観測されたという。中西さんは「スーパームーンの皆既月食を撮影するのは初めて。想像以上に大きく感じた」と話す。 国立天文台によると、この日は北米以外に欧州やアフリカでも皆既月食が観測された。