山地の紅葉も終わり、都心に紅葉が移った後、関東でももっとも遅く12月上旬に紅葉シーズンを迎えるのが温暖な房総半島にある養老渓谷です。春から夏にはカジカガエルがそこここの岩場や川だまりに繁殖し、大小の蛇が這い回って大変な活況ですが、さすがにこの時期になるとその姿もなく、全長100mの滑滝、粟又(あわまた)の滝の心地よい水音が、色づいた樹間から染みとおってきます。静かで素朴な観光地ですが、最近いくつかこの養老渓谷近辺が大きな話題となりました。 この夏、「地球に千葉時代が来る?」という見出しのニュースが躍ったのをごぞんじでしょうか。何のことかというと、養老渓谷の市原市田淵近辺の地層「千葉セクション」の白尾(びゃくび)層が、ジュラ紀とか白亜紀というような地質学上の正式名称として採用されるかも、という話なんです。 この「白尾(びゃくび)層」とはどんなものかというと、地球で今まで何度も繰り返されてきた
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