2. 日本の音楽ストリーミングは月額料金が安過ぎるこうした海外との差はどこから来ているのでしょうか? それは「音楽ストリーミングの月額料金が安すぎる」からです。 北欧から始まった音楽ストリーミングサービス普及の鍵の一つは、価格設定の絶妙さにありました。月額の価格はCD1枚分と同じだったのです。その頃は日本と同様、世界でも国民一人あたりに平均して年数枚しかCD、もしくはアルバムダウンロードをしていませんでした。ストリーミングの普及は、全ての音楽が聴けるようになる代わりに毎月音楽CDを買う人を増やすことに繋がりました。なので音楽ファンに楽しんでもらい課金ユーザーが増えることにより、市場が急速に拡大、回復してきたのです。 各国のCD価格とストリーミングの月額料金を調査し比較しました。 比較の基準にしたのは、テイラー・スウィフトの最新作「エヴァーモア」です。 ただ日本では洋楽CDは邦楽よりも安い価
![日本の音源市場がいくらデジタル化してもV字回復しないたった一つの理由|鈴木 貴歩@エンターテック・コンサルタント](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ee91e133f92eb6619a1788824e71d2fd5e477831/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F48978189%2Frectangle_large_type_2_d68a9fa52d38157a706efadb9ed14e7d.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)