タグ

ブックマーク / niigata-sanpo.hatenablog.com (141)

  • 岬へ - NIIGATAさんぽびと

    長い海岸線を持つ新潟県。 夏だし、天気もいいし、たまには海もいいかと角田浜へ。 子供の頃に何度も海水浴に来た、角田浜。 角田山の山裾が日海に突き出して、小さな岬を造っている。 若い頃は海が好きで、よくドライブに来ていたのだが、 年齢を重ねるにつれて、だんだんと山や森の方が好きになった。 特に、カメラ散歩を始めてからは、被写体の多い山や森へ、自然と足が向くようになった。 この海にちゃんと来たのは久しぶり。 岬の上には白い灯台。変わらない風景。 森と違って日陰のない海は、さぞかし暑いだろうなと覚悟して来た。 でも浜辺にいると、風が涼しくて案外気持ち良かった。 ああ、海から吹く風の温度や感触を忘れていたなあと、なんだか反省。 浜茶屋の脇を通って、岬の下をくぐるトンネルへ向かう。 ゴツゴツと岩がむき出しのトンネル。 小さい頃は、とても暗く、長く感じた。昔より狭く感じるのは、自分が大きくなったから

    岬へ - NIIGATAさんぽびと
  • 夏色の花 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    空のような青色のアジサイ。 とても涼しそうで、この季節によく似合う好きな花。 アジサイを見ようと、今年も見附市の水道山公園へ。 市街地に隣接した小高い山にあって、遠くの山々や街並みを見下ろせる公園。 初夏には約5,000株のアジサイが咲く。 駐車場がとても狭いのが難点だが、その分、止められれば人も少なくて静かに散歩できる。 咲き始めは淡い黄緑色。だんだん色をつけていく。グラデーションが美しい。 土壌が酸性なら青っぽく、中性なら紫、アルカリ性なら赤っぽい花になる。 青いアジサイが多いのは、日は火山大国で酸性の土壌が多いため。 林の中にアジサイが咲く好きな場所なのだが、最近は満開の景色を見れていない。 タイミングのせいかもしれないが、昔より花の数が少なくなったような。 公園の一段高いところにある休憩施設と、眺めのいいデッキ。 お弁当を持ってきたら気持ち良さそう。 スッスッと、涼しそうに飛び回

    夏色の花 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 夏の音色 - NIIGATAさんぽびと

    神社の境内に響きわたる風鈴の音。 涼やかな音色を聴きたくて、今年も七夕風鈴祭へ。 晴れた日、今年も五泉市の五泉八幡宮へ出かけた。 毎年七夕の前後に行われる「七夕風鈴祭・天の川巡り」では、何千という風鈴が涼やかな音色を奏でる。 飾られている風鈴はすべて、この神社の権禰宜(ごんねぎ)の方の個人の所有物! 集めた風鈴は、今や5,000個近いらしい! 日一記録認定・掲載サイト「日一ネット」で、「風鈴保有数日一」に認定されたとか。 境内に何千もの風鈴を飾るこの催し。 今は協力者が増えたらしいが、それまではずっとこの方ひとりで、吊るす棚の制作や飾り付けをしていたという。 すごい情熱です。 一番数が多いのが江戸風鈴。カラフルな絵付け、ガラスの透明感が美しい。 風が吹くと風鈴が一斉に鳴り出す。なんとも心地いい。 見た目も音色も涼しい切子細工の風鈴。 逆さまにして、キンキンに冷えた日酒を注ぎたくなる

    夏の音色 - NIIGATAさんぽびと
  • アンブレラ - NIIGATAさんぽびと

    五泉八幡宮の「七夕風鈴祭・天の川巡り」の続きです。 今年も社務所の入り口には、美しい和傘や扇が飾り付けられていた。 ニッポンが誇る伝統美「和傘」。 華やかなのにケバケバしくない。日のデザインって粋でオシャレ。 「洋傘」だって負けてない。空に浮かんだカラフルなアンブレラ。 五泉八幡宮・七夕風鈴祭の見所のひとつ、「アンブレラスカイ」。 新型コロナウイルスの影響で、それまでやっていたイルミネーションのトンネルが中止になり、 代わりに誕生したのが、この綺麗な飾り付け。 色とりどりの傘を透過する夏の光。明るい色が空に広がっていた。 傍に置いてあったカラフルな傘。 英語で「アンブレラ」は雨傘、「パラソル」は日傘のこと。これはパラソルですね。 こちらは境内のベンチに立てられた野点傘。(これもパラソル) 赤い傘に金魚の風鈴が揺れていた。 境内に羽子板が置かれていた。さすがにこれで遊んだ記憶はないなあ。

    アンブレラ - NIIGATAさんぽびと
  • 静かな廃線跡 - NIIGATAさんぽびと

    何があるわけではないのだが、この時期になると、ふらりと歩きたくなる道。 廃線跡の静かな遊歩道へ。 暑い日、新潟市南区にある「角兵衛獅子の里遊歩道」へ。 この道は、20年以上前に廃線になった新潟交通電鉄の線路跡。 中之口川に沿うように、全長2.2kmの遊歩道が続いている。 もう何度も来ている場所だし、特に珍しい景色が待っているわけではないのに、何となく足が向いて。 レールと枕木が部分的に残され、線路の記憶をとどめている。 次々に咲いて一日で散ってしまうムクゲの花。この花はもう次の日には見られない。 ここは「美しい日の歩きたくなるみち500選」にも選ばれている。でも、いつ来てもほとんど人と会わない。 まあ特別な景色があるわけでもないので、わざわざ出かけてくる人もいないのだろう。 ここを電車が走っていたんだなあと思いながら、ただ静かに歩く道。 少しだけ残っていたヤマボウシの実。 ここに限ったこ

    静かな廃線跡 - NIIGATAさんぽびと
  • 加茂山公園へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    思いがけず感じる涼しさはいいものだ。それが視覚だけでも。 暑い夏だから、せめて涼しげな場所で、涼しげな写真を撮りたくなって。 水があって(できれば噴水なんかあって)、木陰が多くて、落ち着いた雰囲気で… そんな場所はどこかと、頭の中で考える。 訪れたのは加茂市の加茂山公園。 市街地に隣接する加茂山に広がる公園で、木陰も多く、どことなく「和」の雰囲気が漂う静かな場所。 暑さはどうしようもないが、僅かでも「涼味」を感じることができるかもしれない。 深い木々に囲まれた公園には、加茂の鎮守社「青海(あおみ)神社」や稲荷神社などもある。 木陰の道を池の方へ。 涼しそうな噴水。まわりの青もみじも美しい。 吹き上がる水を見ているだけで、なんだか涼しい気分になってくる。 昔は、池のまわりに昭和っぽい茶店が何軒か並んでいたが、今は、地元の老舗菓子店が手掛ける店が一軒のみ。 池のほとりのベンチには、飲み物や饅頭

    加茂山公園へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 加茂山公園へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    市街地の中にあるのにとても静かな加茂山公園。 水音と鳥の声を聴きながら、涼しそうなものを探しながら奥へ。 加茂山公園には、4つの池が奥へ連なっていて、通称「池の端(はた)」というらしい。 水の流れを楽しみながら奥の方へ。 木陰になった水面に、たくさんのアメンボが。 一番奥の池。水の上に能舞台のような東屋が建っていて、「和」の雰囲気が漂う。 池にかかる橋も風情があって、着物でそぞろ歩いたら似合いそう。 池から階段を登って上の広場の方へ。公園はとても起伏に富んでいておもしろい。 個性豊かな彫刻が点在する「彫刻の森」。 石、ステンレス、ブロンズなどで作られた16点が展示されている。 全国から公募された205点の中から選ばれた作品らしい。 ♪花は〜 越後の〜 花は越後の〜 ユキ〜ツ〜バ〜キ〜 新潟県出身の小林幸子さんの「雪椿」の歌碑。 加茂山公園は日一の雪椿群生地。公園の雪椿園には約100種、1

    加茂山公園へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと
  • ゆらゆら - NIIGATAさんぽびと

    池の上を風が通ると水面がさざめいて、水草がゆらゆら。 涼やかな池のほとりを歩く。新潟県立植物園の続きです。 広い池にはいろいろな水草が生い茂っていた。その上を、時折、風が通っていく。 水の上に風の模様ができると、水草も一斉に揺れる。 珍しくこの日はカモがいなかった。代わりに見慣れない鳥が… カワウでしょうか。 気になったものを撮りながら、いつものように池をぐるっと一周。 まるで紅葉したようなオレンジ色の葉っぱ。赤い実をつけていた。 大きなヤマボウシの木。びっしり咲いた白い花が青空に映えて。 帰り際、芝生の上で黙々と働いている自動草刈機に目が止まった。 ちょこちょこ向きを変えて生き物のよう。その気まぐれな動きが面白くて、しばらく眺めていたのだが、 私が帰ろうと歩き出したら、一直線に後をついてきた! (偶然だとわかっていても)なんだか別れを惜しんでいるようで、ちょっと可愛く見えた。 次に来たら

    ゆらゆら - NIIGATAさんぽびと
  • ふわふわ - NIIGATAさんぽびと

    ローズピンクのふわふわが可愛いスモークツリー。 県立植物園のまわりを散歩していると、ピンクの煙をまとったような木に目が止まった。 スモークツリー。別名、ケムリノキ(煙の木)。 ふわふわな部分は、花が終わった後に花茎(花の柄)が伸びたもの。 今までにも何度か見たことがあるが白っぽいものが多くて、こんなはっきりとしたピンクは初めて見た。 とても可愛くて、色によってずいぶん印象が変わる木。 新潟市秋葉区の県立植物園へ。 建物の中へ入らなくても、きれいに整備された敷地の中を歩くだけでも気持ちいい。(外は無料ですしね) 入り口付近はピンクのツツジが満開だった。 丘の上の花壇の方へ。きれいに整備されていて気持ちいい。 時期的に咲いている花の種類は少なめだったが、のんびり散歩にはちょうどいい。 玉ねぎのような熱帯ドームが見える。入場料は600円。すみません、日もお金を使わず帰ります。 一年前に写真をた

    ふわふわ - NIIGATAさんぽびと
  • 水と森公園へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    天気のいい日、上越市の「大潟 水と森公園」へ。 鵜ノ池と朝日池という2つの池にまたがる自然豊かな場所。 実は、この日は別の目的地に向かって高速道路を走っていた。 ところが途中で、数日前から調子が悪かった腰がいきなり痛くなってきた。 パーキングエリアでトイレに行くのもシンドイくらい。 行きたかった場所を諦めて高速を降り、たまたま近くにあったこの公園に目的地を変更したというわけ。 「そんなに痛いなら帰ればいいのに」と言われそうですが、 「腰痛持ちのプロ」を自負する者としては(笑)、 長年培った豊富な経験から、痛みの具合と公園の地形を冷静に分析した結果、 痛み止めを飲めばなんとかもつと判断いたしました。 (飲み薬と座薬はいつもカメラバッグに入っています。なんたってプロですから…  情けないですね) というわけで、ぎこちなくヨチヨチ撮り歩いたスナップです。 (もし家でこの痛さだったら、間違いなく横

    水と森公園へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 東赤谷連続洞門 Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    神殿の迷宮のようもあり、過去へ続くトンネルのようでもあり… 連続洞門を抜けて、その先のダムを目指して。 三つ目の洞門へ。ここも信号機あり。手前の少し広い場所に車を止めて中へ。 やや長めで出口が見えないのはさっきと同じだが、どこか少し雰囲気が違う。 違うのはアーチ上部の角に丸みがあること。ひび割れや侵を補修した跡だろうか。 オリジナルとは違っているのかもしれないが、 その丸みが、時空を越えるタイムトンネルのようで、とても神秘的に見えた。 車が一台通り過ぎて行った。 その後、この車を見た者は誰もいない…   なんてね。 入り口付近には、煤(すす)の跡があるが、中の方に進んでいくとあまり着いていない。 角が丸くなっているのは、やはり補修の跡なのだろう。 オリジナルの姿とは少し違っているのかもしれないが、 この三つ目の洞門は不思議な雰囲気があった。 すぐ脇は川が流れている崖なので足元に注意。少し

    東赤谷連続洞門 Ⅱ - NIIGATAさんぽびと
  • 東赤谷連続洞門 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    ドーム状の天井が続く光景は、まるでどこかの遺跡のよう。 山深い道の先に、時が止まったような古い洞門が残っている。 新発田市の山中にある「東赤谷連続洞門」へ。 加治川治水ダムへ向かう山間の県道の先に、古いスノーシェッドが残っている。 80年前からあったものだが、最近、神殿遺跡の回廊のようだ、と話題になっている場所。 洞門は4つ続いているので「連続洞門」と呼ばれる。 山の中の細い県道を進んでいくと、一つ目の洞門が見えてきた。 手前の邪魔にならないスペースに車を止めて、中へ。 古びたドーム状の天井が続く光景は、確かに異国の遺跡のよう。 到着した時、ちょうど曇ってしまったのだが、柔らかい光がより神秘的に見せていた。 右側は硬そうな岩肌、左側には川が流れていて山の緑が美しい。 雰囲気のある造形物なので、晴れでも雨でも素敵に見えそう。 一つ目の洞門は短めなので、反対側の出口が見える。奥の緑が美しい。

    東赤谷連続洞門 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 白玉の滝へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    県道から少し入っただけなのに、山の奥のような感じがする場所。 かつて山伏の修行の地であったと言われる滝へ。 新潟市秋葉区金津にある「白玉の滝」へ。 年季が入った入り口の看板から、蒼とした木々の奥へ進んでいく。 滝から流れてくる小さな川に沿って歩いていくと、 すぐに見えてくるのは、黒い岩をすべるように流れている、落差 7mの「雌滝」。 白玉の滝は、この「雌滝」と、奥にある「雄滝」の2つからなる。 水の流れ、岩、草木、橋、階段、石碑などの配置が絶妙で、ちょっとした舞台セットのよう。 小さい滝なのに、ここへ来るといつも独特の空気を感じる。 滝の手前には「佐久那殿神社」の文字が書かれた碑が。 奥にある雄滝の横に小さな社が建っている。 滝の前の小さな橋を通って奥へ。 大きな岩にへばりついているような細く急な階段を登っていく。 階段を登った雌滝の上部。流れに沿って道が続いている。 空を映し、緑を映し

    白玉の滝へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
    arashi_golf
    arashi_golf 2022/06/28
    こんばんは(^^)/ いつもありがとうございます。水面のゆらぎに緑が反射してキレイですね。
  • 冬の陽 - NIIGATAさんぽびと

    この季節にしては珍しく天気がいい休日。 たまには陽射しの中、森の道を歩きたいなあと、いつもの公園へ。 天気予報では、今シーズンも雪が降るぞ降るぞと言っていたが、 確かに山間部は記録的な大雪で、津南町では3メートル(!)を超えたらしい。 幸いなことに、私の住む平野部では、今年はまだ格的な雪かきをしないで済んでいる。 (去年は酷かった…) ただ、降らぬまでもドン曇りの日が続くのは冬の日海側の宿命。 毎日天気は悪いし、寒いし、コロナだし…  どうしても冬ごもり気味になる。 休みの日、窓がなんだか明るいので外を見てみると、予想外にいい天気。久しぶりの青空。 これは散歩に行かなくちゃもったいないと、支度を始める。 さりとて、人が多いところへは行きたくない。 こんな時は、近くて静かないつもの森へ。 途中の道路にはまったく雪がなかったが、 公園に着いてみると、地面には雪が残っていた。 ザクザク… 木

    冬の陽 - NIIGATAさんぽびと
  • 青い影 - NIIGATAさんぽびと

    緩やかにうねる雪面に光が差して、木々の影が青く伸びていた。 不規則で優しい曲線模様がとても美しかった。 前回の続きです。 雪が残っている階段を上がっていくと、広く平らな場所に出た。 何十回と来ている公園だが、普段あまり来ないエリア。 今日は気まぐれで足が向いたのだが、こっちに来て正解だった。 白い雪に青い影。 緩やかな起伏の上に木々の影が続いていた。 しばし冬の柔らかな陽射しを楽しむ。 白い雪から顔を出している天然のドライフラワー。 なんでもないものでも、雪と光があるだけで、美しく引き立って。 最初は手が悴むほどだったが、陽を浴びて歩いているうちに暖かくなってきた。 足元に漂う冷気が気持ちいい。 冬の森散歩、もう少し続きます。

    青い影 - NIIGATAさんぽびと
  • 静かな帰り道 - NIIGATAさんぽびと

    やわらかな冬の陽が射す遊歩道。 ザク、ザク、ザク、雪を踏む音が静かな森に響いて。 冬の晴れ間の森さんぽ、ラストです。 雪の上に顔を出したものがどれも綺麗に見えて、楽しんでいるうちに、 あらら…  青空が見えなくなってしまった。 だんだん雲が出てきたのは気付いていたが、陽が翳るようになってきた。 やっぱり冬の新潟、天気はそう長く続かない。むしろ今日の陽射しは儲け物だった。 空を見ると、これから厚めの雲が来そうだ。 少しペースを上げた方がよさそう… 目についたものをちょこちょこ撮りながらペースアップ!(と言うものの、寄り道ばっかりなんですが) 陽が翳ると、スーっと辺りが冷えていく。 陽のチカラってすごい。 木から落ちてくる水滴が、池の上に絶え間なく波紋を作っていた。 少し暗くなった道。長い階段を登っていく。 びっしり苔模様になった松の木。 小高い峰の一番上にあるベンチ。 階段を上り切って、ここ

    静かな帰り道 - NIIGATAさんぽびと
  • 百年トンネル - NIIGATAさんぽびと

    子供の頃の記憶そのままの姿で、ずっとそこにあるトンネル。 約100年前に造られた姿は、今でもここを通る度に、かっこいいなあと思う場所。 冬の弥彦公園。 いつもの道をいつものように静かな散歩。冬のちょっと寂しい風景に癒されながら。 ずっと昔からここにあるトンネル。 長さ55m、重厚なアーチの入り口がレトロ感を漂わせている。 大正7年にこの公園が造られた時のものなので、もう100年は経っている。  国の登録有形文化財。 当たり前だが、私の子供の頃の記憶そのまま。 中の壁面はレンガ貼り。照明もレトロなデザイン。 浅尾池側出口に配された岩石は、わざわざ富士山の溶岩を運んで来たというこだわりよう。 小さい頃、このトンネルはとても長く、大きく、暗く感じられて、 公園に遊びにきて、ここへ入っていく時には、いつも少し緊張したものだ。 それから約半世紀が経って、もう数え切れないくらい歩いているが、 今でも「

    百年トンネル - NIIGATAさんぽびと
  • 白いもみじ谷 - NIIGATAさんぽびと

    たくさんの人が訪れた紅葉の名所、弥彦公園もみじ谷。 色をすべて出し尽くしてしまったように、モノトーンの世界が広がっていた。 雪化粧したもみじ谷。あれほど鮮やかだった木々は真っ白。 雪のキャンバスに立つ木々が墨絵のよう。 少し寂しく、とても美しい。 秋は人で溢れていた観月橋。 人影もなく静寂そのもの。朱塗りの橋も少し寒そう。 とても美味しそうに積もりました。 人影のない静かな帰り道。一歩一歩、気持ちが澄んでいくような冬景色。 キーンと冷たい空気のなか、雪のもみじ谷を独り占めして 気持ちのいい散歩でした。

    白いもみじ谷 - NIIGATAさんぽびと
  • たまにはカラフルに Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    色が少なくなる冬。たまに鮮やかな草花を見たくなって公園の温室へ。 ちょっぴり南国気分(?)の色彩構成。 三条市の保内公園にある「熱帯植物園温室」へ。 総ガラス張りの温室の中には、 バナナ、パパイヤ、ハイビスカス、コーヒー、サボテンなど 様々な亜熱帯植物が育てられている。 県立植物園よりさすがに規模は小さいが、あちらは有料、こっちは無料。それに、なんと言っても空いている… むしろ、入場無料でこれだけ立派な施設を維持していることに感心する。 一歩中へ入ると、ムッとする暖かさ。 おまけに湿気が多いので、たちまちレンズは真っ白け。 拭いても拭いてもすぐ曇る。撮るのはしばらく諦めて、カメラが室温に馴染むまでウロウロ。 そして日も貸切… 時期のせいなのか、期待していたより咲いている花の種類は少なめだった。 それでも「色のある被写体」は久しぶりなのでうれしい。 たくさん咲いていたのは、テリハノバンマツ

    たまにはカラフルに Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • モノトーンの公園 - NIIGATAさんぽびと

    あれほど鮮やかだった秋が嘘のように、白く静寂に包まれた公園。 冷たく澄んだ空気のなか、色の無い光景を切り取りながら歩く。 四季折々に美しい弥彦公園。 春の桜に始まり、初夏の新緑やツツジ、秋には紅葉… とりわけ秋の紅葉は美しく、たくさんの人を楽しませてくれた。 でも、この季節になると訪れる人はめっきり少なくなる。 モノトーンの光景を切り取りながら、ゆっくり進む。 空気はかなり冷たいが、それがまた心地いい。 時間が止まったような池。気持ちが穏やかになってくる。 雪を被った枝から枝へ、綺麗な野鳥が飛びまわっていた。体がふっくら。 浅尾池のカモたちも元気。羽毛のチカラ、恐るべし。 公園の前を流れる小さな川には雪のアーチ。 四季折々の彩りが楽しい公園。冬の静かな景色もいいものです。(寒いけどね…)

    モノトーンの公園 - NIIGATAさんぽびと