タグ

ブックマーク / niigata-sanpo.hatenablog.com (136)

  • 80万本のチューリップ - NIIGATAさんぽびと

    見渡す限りのチューリップ。その数、80万。 胎内市のチューリップフェスティバルで色とりどりの花に癒された。 胎内市は全国有数のチューリップの生産地。 胎内砂丘の立地と新潟県特有の気象が、チューリップ球根の栽培に適しているらしい。 4月22日、毎年開かれている「胎内市チューリップフェスティバル」に今年も行ってきた。 ここは観賞用の花畑ではなく、農家が球根を栽培しているチューリップ畑。 花を刈り取るまでの間だけ楽しめる畑で、フェスティバル最終日には刈り取り作業も見学できる。 会場となる長池憩いの森公園の花の畑地ゾーンに植えられたチューリップは約80万。 色も品種も様々。色とりどりの花の絨毯が広がる。 チューリップの花言葉は「博愛」「思いやり」など。 世界中で愛されている花なので、色の違いで花言葉も変わる。 ピンクのチューリップは「誠実な愛」「愛の芽生え」「幸福」「ねぎらい」。 赤は「愛の告

    80万本のチューリップ - NIIGATAさんぽびと
  • 悠久山へお花見に - NIIGATAさんぽびと

    桜満開の晴れた日、長岡市の「悠久山公園」へ。 ソメイヨシノや枝垂れ桜、八重桜など約2,500の桜が咲くお花見スポット。 訪れたのは4月12日。 まずは公園の入り口に建つ「蒼柴(あおし)神社」にお参り。 何か不思議な力に守られているような神社で、 1868年の北越戊辰戦争、1945年の長岡空襲という、長岡を襲った二度の戦火では焼失を免れ、 2004年の中越地震でも倒壊しなかった。 国の登録有形文化財に指定されている。 この神社には、「るろうに剣心」のファンも参拝に訪れるという。 漫画の作者が長岡出身で、 作中に登場する人気キャラ、御庭番衆の頭・四乃森蒼紫の名は、 この神社を含む一帯が「蒼柴の森」と呼ばれたことに由来するらしい。 少年ジャンプつながりでもうひとつ。 「リンかけ」ファンならご存知と思いますが、 天才ピアニストでありながら、ジェットアッパーを放つ、黄金の日Jrのひとり、 河井武

    悠久山へお花見に - NIIGATAさんぽびと
  • 夕方の仁箇堤 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    水辺で静かに桜を眺めたくて、いつもの堤へ。 柔らかな光が照らす夕刻のお花見です。 角田山の麓にある仁箇堤。 静かな時間に浸りたくなると訪れる、お気に入りの水辺。 堤の上に並んだ20ほどの桜が満開だった。 仁箇堤は、江戸時代に小さな丘陵の出口をせき止めて造られた貯水池で、 その後、周辺の整備や堰堤改修を経て、現在も農業の水源池として利用されている。 すぐ近くにある上潟潟公園は、朝から花見客で大賑わいだが、 元々この小さな堤に来る人はあまりいない。 静かに桜を眺めたくて、夕方の時間帯を選んでやってきたが、 ほとんど人影はなく、期待通りの静けさ。 水辺の桜並木を独り占め。なんだか贅沢な時間… 川や池の堤に桜が植えられるようになった理由は、 大勢の花見客が歩くことによって、踏み固められて丈夫な堤になるため、とテレビでやっていた。 最初に考えた人、なんて賢い。そして、ありがとう。 ここの桜はかなり

    夕方の仁箇堤 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 福島へ桜旅⑦ 〜郡山 三春・後編〜 - NIIGATAさんぽびと

    滝のように枝垂れたピンクの花が、濃い緑に浮かび上がっている。 一泊二日の福島の桜旅もいよいよラストです。 ⑱ 天神夫婦桜 今回の桜巡りもあと2箇所。雪村桜からほど近い天神夫婦桜へ。 三春駒や三春張子を作る職人の集落「高柴デコ屋敷」の奥、 小高い丘の上に、大きな2の桜が夫婦のように寄り添うように立っている。 樹齢約500年の2のエドヒガンで、1は枝垂れ桜。 菜の花に囲まれて。 桜の下のお堂には学問の神様である菅原道真が祀られている。 里を見下ろすように、2が重なって立つ大桜。 下から見ると2種類の枝がよくわかる。 桜の脇には赤い椿が咲いていた。 ⑲ 福聚寺桜 旅のラストは三春の福聚寺(ふくじゅうじ)へ。 一度見たかった桜。訪れるのは初めて。 福聚寺は戦国時代の三春城主・田村家の菩提寺である臨済宗のお寺。 芥川賞作家の玄侑宗久さんが住職を務めている。 桜がたくさん植えられている境内。

    福島へ桜旅⑦ 〜郡山 三春・後編〜 - NIIGATAさんぽびと
  • 福島へ桜旅② 〜二本松・中編〜 - NIIGATAさんぽびと

    6年ぶりに福島へ一泊二日の桜めぐりの旅。 1日目の二松の続きです。 ④ 善性寺のしだれ桜 鏡石寺の次に向かったのは善性寺。 大きく枝を伸ばした枝垂れ桜が広大な墓地の真ん中あたりに立っている。 奥の高台から振り返るとこんな感じ。 真ん中あたりに立っているのがお目当ての桜。 実は、9年前にここを訪れた時、 善性寺を目指したつもりがお隣の長泉寺に着いてしまったため(今回もそう)、 今までこの木は長泉寺の桜だと思い込んでいた。 このあたりは隣接する久寺、長泉寺、善性寺、顕法寺が広い墓地でつながっていて、 どこまでがどのお寺のものか部外者にはよくわからない。 あらためて調べてみると、どうやらこれは善性寺の枝垂れ桜だったようだ。 まあ、どのお寺のものでも、美しい桜が見れればそれで幸せ。 9年前に来た時も、この木の下で夢中で写真を撮ったなあ。(長泉寺の桜だと思いながら) シャワーのように降り注ぐ桜。

    福島へ桜旅② 〜二本松・中編〜 - NIIGATAさんぽびと
  • 福島へ桜旅① 〜二本松・前編〜 - NIIGATAさんぽびと

    毎年、春になると、もう咲いたかなと思いを馳せる福島の桜。 競うように咲く桜の名木たちに会いに、6年ぶりに福島へ。 四季を通じて美しい自然が楽しめる福島県。 特に春は桜天国。数え切れないほどの桜の名所・名木で埋め尽くされる。 毎年、春になると思いを馳せていた福島の桜。6年ぶりに一泊旅行で巡ってきた。 出かけたのは4月10〜11日。 ちょうど見頃の桜、もうすぐ満開の桜、2日間で回れる場所は限られている。 開花情報を見ながら、とりあえず1日目は二松へ。 霞ヶ城公園はまだ早かったので、街中に点在するお寺を巡ることにした。 それぞれの距離も比較的近いため、限られた時間でも10箇所くらい回れるだろう。 普段ののんびり散歩よりも少しせわしないが、天気もいいのでレッツゴー! ① 大隣寺のしだれ桜 二松ICを下りて、まず最初に向かったのは大隣寺。 石段を上がっていくと、大きな枝垂れ桜が見えてくる。ほぼ満

    福島へ桜旅① 〜二本松・前編〜 - NIIGATAさんぽびと
  • 弥彦山で花歩き - NIIGATAさんぽびと

    新潟平野のほぼ中央部、日海に面した弥彦山。 登山道を彩る早春の花を求めてちょこっと散歩。 弥彦山スカイラインの冬の通行止めが解除された初日、 花を見ようと早速出かけた。 東京スカイツリーと同じ634mの弥彦山。 花の山としてはお隣の角田山が有名だが、 同じ弥彦山塊の主峰である弥彦山もまた、早春の花が咲き誇る人気の山。 「日百名山」を選定した文筆家で登山家の深田久弥も、 標高が低すぎるため「百名山」には選ばなかったものの、その素晴らしさを認めている。 いつものように中腹の能登見平に車を停め、雨乞山方面へ続く道へ。 田んぼが広がる平野を見渡しながら。 歩き出すとすぐに、たくさんのカタクリが。 日海を望む気持ちのいい尾根筋の道。 このあたりの登山道は「弥彦山 花のトレイル」と呼ばれ、 カタクリなどたくさんの花が咲く道。景色も花も楽しみながら。 ナニワズも黄色い花をつけていた。 蝶が日向ぼっ

    弥彦山で花歩き - NIIGATAさんぽびと
    arashi_golf
    arashi_golf 2024/04/22
    いつもありがとうございます。
  • 春めいて - NIIGATAさんぽびと

    3月下旬の晴れた日。 こんな日は花でも見ようと県立植物園のまわりをぐるっと散歩。 新潟県立植物園のまわりには様々な花木が植えられている。 まだ咲いている花は少なかったが、春の陽射しを浴びながら、きれいな園内をのんびりと。 入り口からのアプローチではカラフルな園芸品種の花々がお出迎え。 春の訪れを感じさせてくれた。 早春から咲いていたロウバイはもう終わりかけ。 園内にあるツバキ園へ。 ここには500株を超える園芸品種や野生種が植栽されている。 残念ながら終わりかけの花が多かったが、様々な咲き姿に癒された。 咲く花、散る花。  春のバトンは花から花へ。 木々の芽吹きを眺めながら。 足元を見れば、ヒメオドリコソウとオオイヌノフグリがたくさん。 冬の厳しさに耐え、春になれば小さな花を咲かせるタフな野花たち。 ヒメオドリコソウの花は薄紫色を混ぜたような淡いピンク色で、とても小さい。 花言葉は「春の訪

    春めいて - NIIGATAさんぽびと
  • 里山で春探し - NIIGATAさんぽびと

    3月の中旬の晴れた日。 冬季休園が開けたばかりの雪国植物園で春探し。 春のオープン直後はかなり雪が残っていることもあるのだが、 今年は雪が少なかったので、すっかり春の景色だった。 御目当てのひとつは雪割草。もともと園内に自生している花だが、 以前はあまり見なかったカラフルなものが咲いているところをみると、最近は植栽しているようだ。 この日はいつもと違うルートで。尾根づたいの見晴らしの良い道を登っていく。 春の野山を彩るマンサク。 日当たりの良い斜面には、星のようなオウレンがたくさん。 優しい色のショウジョウバカマ。 奥へ進んで行くと、ところどころに雪が残っていた。 カラカラの姿で冬を越えたアジサイ。 展望台から見る風景に心が和む。 ザゼンソウやホクリクネコノメソウも見つけた。 きれいな水の中に奇妙な物体。サンショウウオの卵かな。 福寿草が群生している場所があって、そのあたりだけ華やかに見え

    里山で春探し - NIIGATAさんぽびと
    arashi_golf
    arashi_golf 2024/04/15
    いつもありがとうございます。
  • 雪割草をたどって海へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    遠くに見えるのは佐渡ヶ島。 雪割草を楽しみながら久田城址を目指す、里山歩きの後半です。 久田城址まで続く尾根筋の遊歩道。 普通なら15分くらいの距離だが、花を撮りながらのんびりと。 平坦で歩きやすい一道。次々と景色が変わっていくので飽きない。 倒木に苔がびっしり。花がない場所でも、里山の道は楽しい。 ウネウネした枝。 レッドスネーク、カモン!(@東京コミックショウ) 海が見えてきた。目的地の久田城址はもうすぐ。遠くに佐渡ヶ島が見える。 すれ違ったハイカーの方に教えたもらったアケボノシュスラン。 光沢のある葉が密生していた。花が咲くのは9月頃らしい。 久田城址に到着。丘陵の先端部にある小高い場所。 目の前は日海。遮るものは何もない。遠くに佐渡がうっすらと。 海岸線の向こうは弥彦山。 しばらく海を眺めてから、来た道を戻った。 毎年恒例になった春の里山歩き。 可憐な雪割草に癒された気持ちのい

    雪割草をたどって海へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと
  • 鳥屋野潟で花探し - NIIGATAさんぽびと

    市街地の中にありながら豊かな生態系をもつ大きな潟、鳥屋野潟。 ほとりに広がる公園を春の花を探しながら散歩。 新潟市中央区にある鳥屋野潟は、北区にある福島潟に次いで市内で2番目に大きな潟。 天気のいい日、そのほとりに広がる鳥屋野潟公園の鐘木地区へ。 ちらほら咲き始めた春の花を探しながらのんびり散歩。 広場から日庭園を抜けて歩いていくと、紅梅がきれいに咲いていた。 木の上にはたくさんの鳥がピーチクパーチクと。 双眼鏡でバードウォッチングしている人に「何がいるんですか」と尋ねたら、 「○○と、○○と、○○と、○○と、○○と…」と、たくさん教えてくださったが、 高い木の上をヒュンヒュン飛び回っているので、私には何が何だか…   撮れたのはエナガ。 鳥屋野潟を見渡す野鳥観察舎「鳥観庵(とりみあん)」。 新潟市の中心部にもかかわらず、鳥屋野潟には180種にも及ぶ鳥類が生息していて、 冬には4,000

    鳥屋野潟で花探し - NIIGATAさんぽびと
  • 雲洞庵の土踏んだか Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    雲洞庵の土踏んだか この言葉は、雲洞庵で曹洞宗の禅を学なければ、一人前の禅僧とは言えないという意味。 南魚沼市、金城山の麓に建つ曹洞宗のお寺「雲洞庵」へ。 越後における曹洞宗の四大道場の一つに数えられた名刹で、 戦国時代には上杉謙信や武田信玄に帰依され、北越無双の大禅道場として栄えた。 赤門から堂までの石畳の下には、法華経を一字ずつ記した石が埋められていて、 ここを通ってお参りすると罪業消滅、万福多幸のご利益があると言われている。 冒頭の「雲洞庵の土踏んだか」という言葉は、 「雲洞庵で曹洞宗の禅を学なければ一人前の禅僧とは言えないぞ」と お互いに禅の修行を励ましあった合言葉が起源とも言われている。 訪れたのは2月中旬。冬場のせいか、そのありがたい参道は通れなかったが、 並行して続くこの道も、杉木立に光が射して心が洗われるようだった。 禅寺の風格が漂う堂。 新潟県指定文化財になっている

    雲洞庵の土踏んだか Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 種月寺へ - NIIGATAさんぽびと

    岩室温泉のすぐ近く、杉並木の奥にひっそりと建つ種月寺。 いつ来ても静かな時間が流れている。 新潟市西蒲区石瀬の種月寺は、1446年に創建されたお寺。 かつては越後における曹洞宗の四大道場(耕雲寺・雲洞庵・慈光寺・種月寺)の一つに数えられた名刹。 比較的近いこともあって何度か訪れているが、神聖な空気にいつも癒される。 山門の傍らに立つ観音像。しばらく来ないうちに木の覆いが出来ていた。 毛糸のマフラー(?)も付けられて、寒い冬も安心。 趣のある山門をくぐって中へ。 扉には、丸に十字の紋。薩摩藩の家紋と同じだが、 ここを開山した南英謙宗という方が薩摩の出身と伝えられているので、関わりがあるのだろう。 杉が立ち並ぶ苔むした参道を。 参道の横に少し入った場所に並んでいる西国三十三観音菩薩。 回廊門は左右に回廊が続いていて、曹洞宗の伝統的な伽藍配置。 江戸時代中期の1699年に造営された堂。国指定重

    種月寺へ - NIIGATAさんぽびと
    arashi_golf
    arashi_golf 2024/03/24
    いつもありがとうございます。
  • 冬なのに Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    毎年、雪景色を楽しみにしている弥彦公園も、今年はほとんど雪が降らない。 春のような景色を見ながらのんびり散歩。前回の続きです。 東京スカイツリーと同じ634mの弥彦山。 その上に立っている電波塔は、つまり東京スカイツリーより高い! ……だから何ってこともないんですが… あの飛行機に乗っている人は、今、どんなことを考えているんだろう、などと どうでもいいことを思う昼下がり。 どんぐりころころ。いつもなら雪の下。 もみじ谷の方へ降りて、いつものトンネルをパチリ。 枝だけのもみじ谷。観月橋もひっそりと。 白い椿がたくさん散っていた。 白い椿の花言葉は「至上の愛らしさ」。 最初の池まで戻ってきた。散歩もそろそろ終わり。 雪が降ればじっと動かなくなる鯉も、気持ちよさそうに泳いでいた。 なんだか春のようだった弥彦公園。さて来年は雪景色が見れるだろうか… ちなみに、一年前のちょうど同じ頃はこんな感じでし

    冬なのに Ⅱ - NIIGATAさんぽびと
  • 白鳥の湖、瓢湖 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    毎年冬になると、5,000羽を超える白鳥がやってくる瓢湖。 お天気に誘われて久しぶりに行ってきた。 阿賀町水原地区の瓢湖。 昭和29年、初代「白鳥おじさん」こと故吉川重三郎氏が 日で初めて野生の白鳥の餌付けに成功したことで全国的に注目を浴びるようになった湖で、 国の天然記念物にも指定されている。 私が小学生の頃、吉川さんの話が国語の教科書に載っていて、 子供ながらに、新潟県の話が出てきたことがちょっと嬉しかった。 レトロな青いポストは募金箱。 餌やりは1日3回。今の白鳥おじさんは三代目らしい。 この日は時間が合わず見ることはできなかったが、これがなかなかの迫力。 おじさんが餌を抱えて出てくると、水鳥たちは色めき立ち臨戦態勢。 「こーい、こーい」の声とともに餌を撒き始めると、水の上は修羅場になる…(笑) いつものように、餌やり場の桟橋のまわりはカモだらけ。 最近少しずつ水鳥の種類が見分けら

    白鳥の湖、瓢湖 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 弥彦温泉発祥の地、湯神社へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    弥彦公園の奥、山中の細い参道を歩いていくと小さな神社がある。 弥彦温泉発祥の地とされる「湯神社」へ。 弥彦公園の奥にある御殿山(標高116m)の中腹、弥彦温泉発祥の地に建てられた湯神社。 湯が見つかったのは今から1000年前。 それから数百年後にお湯は止まってしまったが、霊泉の名残が受け継がれている。 弥彦公園の奥の広場に鳥居が並んでいて、そこが湯神社(石薬師様)への参道。 子供の頃、よくわからないまま「イッシャクサマ」と呼んでいたが、 それは「石薬師様」で、道の奥にある「湯神社」のことだと知ったのは大人になってから。 天気も良かったので、久しぶりに「イッシャクサマ」へ行ってみようかと。 鳥居が続く明るい斜面。 実は、昔はここも木々に覆われ、細い参道が中へ続いていた。 鳥居の向こう側へ入るのを一瞬ためらうような、ただならぬ空気感が好きだった。 ある日訪れてみると、その林がすっかり伐採されて

    弥彦温泉発祥の地、湯神社へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 長嶺大池の白鳥 - NIIGATAさんぽびと

    遠いシベリアから何千キロも旅をして、この地にやってくる白鳥。 春を待つオオハクチョウで賑わう池へ。 柏崎市の長嶺大池。 毎年11月頃から3月頃まで、最大で700羽を超える白鳥がここで冬を越す。 この冬は猛暑や残暑の影響なのか、やってくるのが例年よりも遅かったらしい。 この日の白鳥の飛来数は、約600羽。 ここにいるのは、ほとんどがオオハクチョウ。 コハクチョウより体がひとまわり大きく、コォーコォーと泣き声も大きい。 オオハクチョウとコハクチョウは、クチバシを見ると区別しやすい。 クチバシの半分以上が黄色で、黄色い部分が尖った形をしているのがオオハクチョウ。 コハクチョウは黄色い部分が狭く、尖っていない。 この日、池に到着したのは昼近かった。 普通、こんな時間なら、白鳥は餌を求めて近くの田んぼに行っているはずなのに、 この池にはたくさんの白鳥の姿が… 残っている理由は、ここにいても餌に困らな

    長嶺大池の白鳥 - NIIGATAさんぽびと
  • 佐潟をぐるりと Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    国内最大の砂丘湖「佐潟」をぐるっと散歩。 ちょっと寂しい冬の景色を撮りながら歩く一周4kmの道。前回の続きです。 田舟が一艘。この水路をたどれば潟湖へ出れそうだ。 潟の周りは砂地の畑。わずかに残されたネギが。 水はけが良すぎる砂の畑。作物を育てるにはこういうポンプも必要なのだろう。 時々こんな竹藪を通りながら。たまに軽トラが通るのには驚いた。 さっきまで晴れていたのに、角田山の向こうから雲が出てきた。 佐潟には、二つの潟湖があって、 今歩いてきた大きい方を「下潟(したかた)」、奥にある小さい方を「上潟(うわかた)」と呼ぶ。 下潟一周は4km。上潟まで足を伸ばせば5.5kmになる。 天気が下り坂のようだし、今日は下潟だけの4kmコース。 大小2つの潟を結ぶ川を渡って対岸へ。 道の脇には広大な砂丘農地が続いている。 「フットパス」というイギリス発祥の言葉があるそうだ。 地域に昔からある、ありの

    佐潟をぐるりと Ⅱ - NIIGATAさんぽびと
  • 佐潟をぐるりと Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    冬になると多くの渡り鳥がやってくる、日最大の砂丘湖「佐潟(さかた)」。 晴れた日、久しぶりに一周してみようかなと。 ぐずついた天気が多くなる冬の新潟。どうしても家にいる時間が長くなる。 この日は珍しく晴れていたので、少し長めに歩こうかと佐潟へ。 新潟市西区にある「佐潟(さかた)」は、長さ2.1kmほどある国内最大の「砂丘湖」。 砂丘と砂丘の間のくぼ地に水がたまって出来た潟湖で、平均水深は1m程度しかない。 流れ込む川は無く、主に地中から滲み出た湧水でできている。 大昔、このあたりは海から続く入り江だったといわれ、 宝物を積んだ海賊船が沈んでいる、なんて伝説もあるらしい。 海賊船が沈んでいる一帯はハスが生えないとか… 実際、昭和の頃は、潟に入って足で探ると、帆柱と思われるものが泥の中にあったという。 水鳥の生息地として国際的に重要な湿地として、「ラムサール条約登録湿地」に指定されている佐潟

    佐潟をぐるりと Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 金沢へ⑦ 〜いしかわ赤レンガミュージアム・後編〜 - NIIGATAさんぽびと

    母校の初代校舎として使われた赤レンガ倉庫。 中にある石川県立歴史博物館を見学していくことに。金沢、これでラストです。 建物に入って、石川県立歴史博物館を見学。 「御殿の美」という秋季特別展(有料・撮影不可)を見てから、1階の常設展へ。 常設展示は石川県の原始から現代までの資料がいろいろ。 大型スクリーンや、ジオラマ、模型などもあって、 各時代ごとに、石川県の生い立ちがわかりやすく展示されている。 参勤交代の模型。 こんな大掛かりな行列でしょっちゅう江戸に来いとは、徳川幕府、かなりブラックである… 昭和の茶の間。自分の家でもないのに、懐かしさを覚えるのはなぜだろう。 兼六園の1/100のジオラマ。今回は行けなかったのでこれで我慢(笑) 前日、兼六園に行ってきたによれば、 この「ことじ灯籠」の前で写真を撮るために行列ができていたらしい。 「兼六園に行ってきました」の定番スポットだからなあ。昔

    金沢へ⑦ 〜いしかわ赤レンガミュージアム・後編〜 - NIIGATAさんぽびと