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ブックマーク / paperwalker.hatenablog.com (6)

  • 本を漁る - 何を読んでも何かを思いだす

    今年のゴールデンウィークは3日と4日が連休になっただけであとは仕事。なので3日に出かけてきた。行き先は、今日も今日とてブックオフである。 このブログを継続的に読んでくれている人は「またかよ。ほかに行くとこないんかい?」と思うかもしれないが、その通り、ほかに行くべきところも行きたいところもないのだ。 世の中には楽しいことがたくさんあるのだろうけど、私にとって一番の娯楽は(古)漁りなのであり、すべての屋は(新刊書店も古屋も)遊び場なのである。大型の書店はテーマパークと言ってもいい。 屋よりもわくわくするところを私は知らない。 今回は少し遠くにあるブックオフを2軒ハシゴした。最初に行った店舗は家からバイクで1時間半ぐらいかかる。そこから30分ほど移動して次の店舗へ。そこから家までがまた1時間半である。けっこうな距離を走ったので、帰ってきた時には首筋がガチガチになっていた。疲れた。 結果、

    本を漁る - 何を読んでも何かを思いだす
  • 本も二度目なら、少しは上手に…… - 何を読んでも何かを思いだす

    この頃20代や30代の時に読んだ小説を読み返すことが多くなってきた。 私の旧式の脳が新しいものを受け入れられなくなっているのかもしれない。 しかし再読には初読にない楽しみもある。初読は新しい友人を得るようなものだが、再読は疎遠になっていた旧友に再会するようなものだ。そこでは今と昔と、二重の時間が流れる。 最近再読したに、京極夏彦『姑獲鳥(うぶめ)の夏』(講談社文庫版、1998 / 講談社ノベルス版、1994)がある。 刊行は1994年だが、リアルタイムで読んだのではなく、3、4年後に読んだような気がする。 その時はすでにこの古屋にして神主、さらに陰陽師でもある「京極堂」を主人公にしたシリーズが3冊ぐらい出ていたと思う。どれも煉瓦のように分厚いだったが、当時は無職でブラブラしていた時期なので時間は腐るほどあった。 夢中で読んで、その衒学的な小説世界に圧倒されたのを覚えている。 当時も今

    本も二度目なら、少しは上手に…… - 何を読んでも何かを思いだす
    arashi_golf
    arashi_golf 2022/09/14
    こんにちは(^^)/ いつもありがとうございます。「姑獲鳥の夏」は読みました。確かにミステリは再読に向かないというのは当たらないと思います。トリックのネタや謎の解明だけが眼目ではないですからね。
  • ご安全に - 何を読んでも何かを思いだす

    いつも利用している動画配信サービスで、アニメ『スーパーカブ』の再配信があったので全話視聴した。 2回目なのでいろいろとツッコミたくなるところもあったけれど、やっぱりいいアニメだと思った。丁寧な描写と、落ち着いた静けさが好きだ。 paperwalker.hatenablog.com ところで、物語の筋とはぜんぜん関係ないところで、ちょっと引っかかる言葉があった。 主人公の友だちが夏休みに富士山で物資の搬送のアルバイトをするのだが、そこで作業に入る時に、 「ご安全に」 という耳慣れない言葉を使うのである。これが気になった。 実は以前、別のアニメの中でこの言葉を聞いたことがあったのだ。 『宇宙(そら)よりも遠い場所』という私設の南極観測隊に参加する女子高生たちの物語で、これもとてもいいアニメだったのだが、その中で観測隊の人たちが作業に入る時にやはり 「ご安全に」 と言っていたのである。 そのア

    ご安全に - 何を読んでも何かを思いだす
  • DIY - 何を読んでも何かを思いだす

    ゴールデンウィークの初日(29日)にバイク(原付)がパンクした。 普通ならいつもお世話になっているバイク屋さんに電話して、バイクを取りに来てもらって修理を頼むのだが、祝日なので店は閉まっている。というか、ゴールデンウィーク中はずっと閉まっているのではなかったか? 困った。どうしよう。 たまたま翌日と翌々日(30日、1日)は仕事が休みだからいいが、月曜(2日)からは仕事がある。しかも早朝の勤務なのだ。 私にはバイク以外の通勤手段がない。2年ぐらい前までは朝イチのバスに乗ればギリギリ間に合っていたのだが、いつのまにかその時間のバスがなくなっていた。(田舎のバスは少なくなる一方だ) そうなるとあとはもう歩いて行くしかないのだが、職場までは徒歩で1時間半ぐらいかかる。以前、やっぱりバイクが故障した時には歩いて行ったこともあったけど、いまとなってはそれもきつい。(私の体力もなくなる一方だ) こういう

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  • 切手少年だったころ - 何を読んでも何かを思いだす

    私はいま50代だけれど、私と同年代の人なら一度は切手を集めてみたことがあるのではないだろうか。 というのも私が子どもの頃、つまり昭和40年代から50年代前半ぐらいにかけて空前の切手収集ブームがあったからだ。 いまの若い人にはまったくピンとこないだろうが、当時の切手収集ブームというのはものすごくて、例えば子ども向けのお菓子の「おまけ」にきれいな外国切手がついてきたり、普通の漫画雑誌に切手の「通信販売」の広告ページがあったり、とにかくみんな切手を集めていた(というイメージがある)。 子どもだけでなく大人でさえ記念切手の発売日に郵便局の前に行列するくらいのブームだったのだ。(もっとも大人の場合は将来の値上がりを期待した投機目的の人もいたようだが) まさに老いも若きも、も杓子も切手収集といった感じだった。 当然私もその熱に浮かされた一人で、郵便局で切手を買うのはもちろん、家に来た郵便物の切手が貼

    切手少年だったころ - 何を読んでも何かを思いだす
  • そうだ、京都に行こう - 何を読んでも何かを思いだす

    はてな」の今週のお題が「試験の思い出」になっているのを見て「ああ、そうか、受験シーズンか」と気づいた。 私の大学受験はもう30年以上も昔のことになる。 いまもだいたい同じようなものだと思うが、私が受験生の頃は命、対抗(?)、すべり止めと3、4校受験する人が多かった。私も3校受けた。 命のA校と対抗のB校はどちらも九州の大学だった。進学で実家を出ることは決まっていたけれど、親は私があまり遠くに行くことを望まなかったし、私も一人暮らしができるなら場所にはあまりこだわらなかったので、これはまあ無難な選択と言えた。 ところがもう一つのすべり止めに、私は京都にあるC校を選んだのだ。 唐突に京都などという場所が出てきたものだから、当然親も担任の先生も困惑していた。C校もとくに有名な大学というわけではない。 私はそれらしい理由をでっちあげ、最終的にはどうせすべり止めだからということで無理矢理周囲を

    そうだ、京都に行こう - 何を読んでも何かを思いだす
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