プレイヤーのゲーム体験をより盛り上げてくれるものが“ゲーム音楽”です。 もともとは場面を効果的にアピールするための演出方法のひとつとして付けられたものでしたが、1980年代半ばから音楽のジャンルのひとつとして確立したと言われています。 エニックス(現スクウェア・エニックス)から1986年に発売された『ドラゴンクエスト』や1987年にスクウェアから発売された『ファイナルファンタジー』(以下、『FF』)【※】。そして任天堂から1985年に『スーパーマリオブラザーズ』が登場するなど、現在もシリーズが続く作品とともに名曲の数々がつぎつぎと世に現れた時代でした。 (画像はファイナルファンタジー | Wii U | 任天堂 より) いまにして思えば、「初めて聴いたインストゥルメンタルがゲーム音楽だった」という方もきっと多いのではないでしょうか。筆者もそのひとりです。そのようにゲーム音楽は、黎明期から今
![「ささやかなことをメロディでつぶやいていたい」──『FF』音楽の父・植松伸夫の幼少期から今日までの体験。何を聴き、どう曲を紡ぐのか?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/869eaf92a85542fb9e7a9264b6513e3dc84b2fff/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg-denfaminicogamer.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F05%2Fc180531b.jpg)