エイベックス・グループの障がい者スポーツ支援事業「avex challenged athletes」は、小室哲哉がオリジナル楽曲を提供した障がい者スポーツ認知・普及プロモーション映像を制作し、ティザー映像を公開した。 プロモーション映像には、同社所属のパラ陸上選手 高桑早生が出演。ティザー映像では、9月に公開予定の本編の一部を抜粋している。小室が今回のために書き下ろしたオリジナル楽曲は、次回発表時に映像コンセプトともに公開される予定だ。ティザー映像は、8月29日（月）まで限定公開される。 映像に出演している高桑は、現在100m（T44）のアジア記録を持つリオパラリンピック日本代表選手。20歳のときには、ロンドンパラリンピックに出場している。リオパラリンピックには、同社所属の車いすテニス 上地結衣、車いす陸上 木山由加、柔道 正木健人、水泳 池愛里の出場も決まっている。 《美坂柚木》

思いもしない理由で、質疑応答が一時中断となった。試合後の取材エリア。最後に姿を現したロアッソ熊本のFW巻誠一郎の鼻から、血が滴り落ちたためだった。 取材が始まってから、およそ4分30秒過ぎのこと。驚いたメディアのひとりからハンカチを差し出された巻は、「大丈夫です」とその後も約5分間、何ごともなかったかのように対応を続けた。 ■走り続けなければいけない理由があった おそらくは前半29分。自軍のゴールキックをジェフユナイテッド千葉のMF長澤和輝と空中で競り合った際に、長澤の右ヒジがまともに巻の左顔面へ入った接触プレーの後遺症だったのだろう。 センターサークル内にうずくまった巻は、あまりの痛みに横たわってしまった。すぐに試合は中断され、医療スタッフが駆けつける。応急措置を受けた巻は雄々しく立ち上がり、プレー続行OKを示した。 例え鼻骨が折れていようが、激痛に襲われ続けようが、歯を食いしばって走り

TOKYO FMは、2015年12月20日（日）放送の「ゆうちょ LETTER for LINKS」に、川崎フロンターレの司令塔であり、サッカー日本代表として活躍した中村憲剛選手がゲストとして登場すると発表した。 「ゆうちょ LETTER for LINKS」は、女優の羽田美智子さんが、各界の著名人たちの「大切な人への手紙」を朗読する番組だ。12月20日（日）の放送には、中村選手が登場。自分のサッカー人生を肯定してくれた恩師、イビチャ・オシムへの感謝の手紙を綴る。 小学1年生からサッカーを始めた中村選手は、体が小さいというハンデを乗り越える方法を必死で考え、自分だけの強みを探して、練習に明け暮れたという。川崎フロンターレには、2003年に入団。転機は、イビチャ・オシム監督が日本代表を選出する2006年に訪れた。中村選手のもとに、代表選出の知らせが舞い込む。 「オシムさんがいなかったら今の自

スポーツ・オブ・ハートは6月17日、「スポーツ・オブ・ハート2015記者会見」を東京都内で行った。 10月17日～10月18日に開催される「スポーツ・オブ・ハート2015」。同イベントは、パラリンピアンの呼びかけにより2012年に第1回のイベントを開催。"すべての人たちが幸せに暮らせるニッポン"を目指すプロジェクトとして発足した。 スポーツ・オブ・ハート理事長でプロ車いすランナーの廣道純さんが、記者からの質問に答えた。 ---：障害者スポーツの認知度を上げる活動を進めていく上で、認知度はどう変化している？ 「障害者がリハビリをしている」程度の認識しかなかったものが、24年競技生活を続けてきていく中で現在はプロとして独立できるような状態となってきたので、環境としてはすごくよくなったと思います。ただ、世界、特に欧州では「アスリート」としての待遇を受けることができる一方、日本ではいち「障害者」と