よく「大韓民国には5000万人のサッカー代表監督がいる」という。代表チームのAマッチの成績と競技力によって揺れ動く世論の動向、それぞれが一言ずつ語る風土を表した言葉だ。 「5000万人の監督」が今回は本気で怒った。2018ロシアワールドカップ(W杯)本大会進出を決めた後に韓国代表が初めて行った欧州遠征2連戦で、内容と結果ともに振るわなかった。7日のロシア戦(2-4)に続いて10日のモロッコ戦(1-3)も無気力な試合で完敗すると、ファンが一斉に非難を浴びせた。Aマッチ関連の記事が出てくるたびに、「監督だけでなくサッカー協会執行部も全員辞職すべきだ」というコメントが書き込まれる。 韓国代表の競技力低下は昨日今日の問題ではない。ロシアW杯最終予選でも拙戦を繰り返して何度も危険信号が表れていたが、解決方法を見いだせなかった。問題を解決するリーダーシップや戦術的改善、選手構成の変化が見えなかった。シ
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