決断疲れとは? この前のCOURRiER Japonを読んでいたら「決断疲れ」ということについて言及されてて興味深かったのです。 takamasa'log: COURRiER 〈決断疲れ〉 内容に関しては、上記のブログによくまとまっていました。 超簡単に言うと「人は決断をするたびに精神的な負荷があり、決断が多いと疲れてしまい、エネルギーがなくなる」ということです。なんとなく、脳に負担がかかっているのは感じる人も多いと思います。 決断と貧困 で、ここで問題になっていたのが貧困と決断疲れの問題です。 たとえば、豆腐80円のものと、豆腐70円のものを比べた時に、生活に余裕がある人は悩みません。なんとなく選んで終わりです。ただし、貧困の人は10円の差が大きいため、そこで吟味をし、どちらを買うか「決断」します。 そのため、決断の回数が多くなりエネルギーを使ってしまうということです。 よく、富裕層の人
ウイルスと地球生命 (岩波科学ライブラリー) 作者:山内 一也岩波書店Amazon ウィルスというものが、みんなの思っているよりずっと多才な役割を果たしているという本。進化にも役立ち、作物の品種改良にも貢献、二酸化炭素固定にも一役買って、人間の胎児も守るという八面六臂の活躍ぶり。 ウィルスとは何か(あと、ウィルスじゃなくてウイルスと書くのが正式なんだって。キャノンはキヤノンが正しいとかみたいな話ね)、それがどういう研究史をたどってきたかをざっとまとめ、それが生物かどうか、細菌とどうちがうのか等々、素人なら疑問に思うこともさくっとまとめてくれる。それを背景として、あとはもう意外なところで活躍するウィルスのあれこれを次々に繰り出す。 非常にまとまりもいいし、言いたいことが明快。後半に繰り出される各種の例も、「へえ〜」度が高く、飽きない。下の「ほほえみ」本は、こういう書き方を少しみならってほしい
4月に一ヶ月間、毎週一度朝日新聞の求人欄の上のコラムに「仕事力」というエッセイを連載しました。いつもの話ですけれど、就活する学生たちに対して言いたいことをわりとコンパクトにまとめてあるので、そういう立場にいる方はぜひご一読ください。 自分の適性に合った仕事に就くべきだと当たり前のように言われていますが、「適職」などというものがほんとうにあるのでしょうか。 僕は懐疑的です。 「キャリア教育」の名のもとに、大学2年生から就活指導が始まり、その最初に適性検査を受けさせられます。 これがいったい何の役に立つのか、僕にはまったくわかりません。 大学で教えている頃に、ゼミの学生が適性検査の結果が出たのだが、と困惑してやってきたことがありました。 「あなたの適職は1位キャビンアテンダント、2位犬のトリマーと出たんですけど、私は一体何になればいいのでしょう?」 就職情報産業は学生たちを、自分には「これしか
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