DataTableを使うと、メモリ上にデータベースを作ることができます。データベースといっても、ちょっとしたテーブル構造を保持して簡単な条件検索や絞込みができたり、XMLでシリアライズ/デシリアライズできたりする程度ですが、.NET Framework標準の機能なので、気軽にXMLデータベースが使えるのは利点でしょう。 DataTableの構造とデータ作成 実際にデータベースを利用する際は、まずDataTableを作成し、そこに列構造(カラム)を定義します。このカラムは、データの各項目の名前やデータ型の定義です。テーブルにカラムを追加する際は、DataTableのカラムを保持するColumnsコレクションに列名とデータ型を指定してAddするか、列名とデータ型だけでなくさまざまな属性を設定したColumnオブジェクトをAddします。 DataTable dtTest = new DataTa