第100回全国高校野球選手権記念京都大会で13日、京都共栄(福知山市)が初戦に挑む。同校には大事故を乗り越えた1人の部員がいる。 1年生の左腕投手、三木慶太君(15)。2013年8月、小学5年のときに同市の花火大会の屋台で起きた爆発に巻き込まれ、全身をやけどした。小1で入った地元の軟式野球チームの試合で投げさせてもらえるようになったころだった。 毎年行っていた花火大会。家族で河川敷に座って花火が始まるのを待っていると、後ろで「シュー」と何かが噴き出す音がした。振り返った瞬間、10メートルほど先の屋台で「ドーン」と爆発が起きた。悲鳴と炎の中を夢中で逃げた。熱風でTシャツが溶け、腕が茶色く焦げたようになった。事故では3人が死亡、55人が重軽傷を負った。 三木君は体の4割近くをやけどし、集中治療室での治療が続いた。一緒にいた母の純子さん(47)は「とにかく命があってよかった」と思った。それから皮
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