アメリカ国内最大の石油パイプラインがサイバー攻撃を受け、7日から操業を停止している。この問題を受け、米運輸省は9日、石油の路上輸送の時間制限を緩和する措置を発表した。 サイバー攻撃を受けたコロニアル・パイプラインは、1日250万バレルの燃料をメキシコ湾岸のテキサス州から北東部のニューヨーク湾まで運ぶ。東海岸で消費されるディーゼル、ガソリン、ジェット燃料の45%が、コロニアル・パイプラインで運ばれている。これが7日、ランサムウェア(身代金ウイルス)によるサイバー攻撃に遭い、操業停止に追い込まれた。 これを受けて運輸省は9日、18の州・地区に対し、ガソリンやディーゼル、ジェット燃料など石油精製製品の地上輸送について時間制限を緩和すると発表した。対象は、アラバマ、アーカンソー、コロンビア特別区(首都ワシントン)、デラウェア、フロリダ、ジョージア、ケンタッキー、ルイジアナ、メリーランド、ミシシッピ
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