今、建築家の間では、ねじれながら天までそびえたつ超高層ビルを建てるのがブームらしい。パルモ大好物のお菓子、横綱(ひねり揚げ)みたいなことになってる。 建築業界で横綱が流行りだしたのは、スウェーデン、マルメにあるターニング・トルソという高層マンションがはじまりと言われている。このビルの成功から、建築家たちはこぞって同じような大胆な高層ビルをデザインし始めた。多くの計画はボツになったが、ねじれた摩天楼は世界中にいくつもあり、現在建設工事が進められているものもある。そしてそれは日本にもある。 1.ターニング・トルソ マルメ、スウェーデン この画像を大きなサイズで見る スペインの建築家サンティアゴ・カラトラヴァによってデザインされ、2005年8月にオープンした。高さ190メートル、54階建て147世帯。5階でひとつのブロックが9層あり、上にいくほどねじれていて、最上階は一階に対して90度もねじれて