函館の旧ロシア領事館、17年ぶり公開へ 28日、漂う異国情緒「交流の証し」 (09/07 10:21) 28日に17年ぶりに一般公開される旧ロシア領事館 【函館】函館市船見町の旧ロシア領事館が28日、17年ぶりに一般公開される。函館のNPO法人「はこだて街なかプロジェクト」が「ロシアと函館の交流の証しである建物を市民に見てほしい」と、建物を管理する函館市に働きかけていた。 函館には1858年(安政5年)、日本初のロシア領事館が開かれたが、移転や大火による焼失を繰り返した。現在の建物は1908年(明治41年)に建築され、国の重要文化財である同志社大学クラーク記念館(京都市)などを手掛けたドイツ人建築家リヒャルト・ゼールが設計した。 れんが造り2階建てで、1階のテラスからは函館港内を眺めることができる。玄関ホールの柱の上部に施された繊細な彫刻や、美しい曲線を描く階段の手すりが、異国の雰囲気を漂