ブックマーク / glasstruct.hatenablog.com (29)

  • 最近読んだ絵本:「3びきのこぶた~建築家の場合~」 - glasstruct log

    デザイン系の絵はついつい買ってしまいます。これは3匹のこぶたがそれぞれ建築家のフランク・ゲーリー、フィリップ・ジョンソン、フランクLライトだったら…という話。 フランクゲーリーとは? 見たことある人、多いんじゃないでしょうか。3人の中で唯一ご存命な建築家。こういう波打った表現を多用する。 最近「世の中の98%の建築はクソだ」と言って話題になったりしていました。 この絵の中では1番目のこぶた役です。なんせ初期につくった自邸はおよそ建材とは思えないようなものを適当にくっつけたように見えるんですからね。絵では「スクラップでつくった」「オオカミにプーと吹き飛ばされた」と書いてあります。 フィリップ・ジョンソンとは? モダニズム建築を代表する一人。絵に出てくる彼の自邸「ガラスの家」は、当にコンクリートの門枠にガラスを貼ってあるだけのとてもシンプルなデザインです。私が好きなやつ^p^げへへ

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  • 透明な構造体が気になる - glasstruct log

    こんなid(glasstruct)なので、昔から透明な構造体が気になっています。けっこういろんなのが開発されてるんですよ。 ガラスブロックとしての透明な構造体 これは今年MVRDVから発表されたシャネルの店舗リノベーションですが、ガラスのブロックを透明で強靭なのりで貼っているそう。「様々な実験の結果、あらゆる面でコンクリートより強い」とのことですが、いわゆる積石造よりも強いのかな?日では構造体としてはまず無理ですね。 「会期中、不完全なブロックがいくつか溶けた」とも書いてあり、当にコンクリートよりも強いのかな??と思ってしまったり。強度はまだまだというところなのかも。 VIA:MVRDV replaces traditional facade with glass bricks that are stronger than concrete ただの透明なブロックとしてみるなら、古くはガ

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  • 4月にブックマークした住宅 - glasstruct log

    4月は住宅のブクマが4件しかありませんでした。普段は10~20件くらいたまるんですが、なぜなのだろうか。たまたまですが、開放感があり、素材の質感を前面に出した物件ばかりでした。 1 豪邸ですが、廃材ばかりを仕上げにつかっている家です。ムンバイ。建物の前面に集合した窓やドアが圧巻ですね。 ガラスを細くきって張り合わし、切り口を見せる手法、日のどこかで見たな…どこだっけ? ちょっとわかり難いけど、竹林みたいに見える右の壁は廃材の鉄パイプだそうです。 廃材を再構築する手法は日のDAJIBAさんでよく見ますが、新築の豪邸でこういう取り組みをした例は見たことがないです。 2 一人暮らし、100~300㎡、2階建てで1階はほとんど壁なし、ローコストというまるっきり「六甲の住居」みたいな家なんですが、六甲の住居よりはデコラティブな印象の住宅です。ベルギー。 2階部分も六甲の住居のように明快に1階と対

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  • 2月にブックマークした住宅デザイン - glasstruct log

    1 イギリス南部の郊外住宅のリノベーション。施主の母が1970年から住んでいた、ヴィクトリア朝からの古い家のようです。平屋を2階建てにしたとありますが、増築ではなくもともと高い天井高にロフトを付けたような形です。素材使いが気になる。 2 これも明確に書いていないけど「ヴィクトリア風の建物」「リノベで面積を増やす」と似たような状況みたいです。しかしこちらは来中庭であったところをつぶして段差のあるひとつながりの家に増築しています。天井光を取り入れて暗さを回避しているようです。ポイントでふんだんに黒を使っているの好き。 3 ガラッと変わって、ロシアはモスクワの週末用住宅です。これは家じゅう公園みたいな「お子様ハウス」。曰く「日曜日、子供たちが起きてきて親の頭の周りでジャンプしたりアニメを見始めるのではなく、階段やプレイハウスなどで朝の活力を喜んで発散することができるのだ。これで親たちはもう30

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  • 2015年よかった住宅 - glasstruct log

    2016年も4日過ぎて今更感がありますが、「2015年にブックマークした住宅」の私的なTOP12をつくってみました。好き順。 戸建住宅7軒 ダントツでかっこよかった山小屋。「ログハウス型枠」が面白い! 退廃的な感じがたまらん。打ち壊された窓枠は必見。 延び延びとした立地と、水平ラインの美しさ! 印象はコンクリ!という感じですが、個人的に気になったのは普通のフローリングや塗った壁の色味が注意深く選ばれていて、統一感が素晴らしいところ。写真加工だろうか? 好きな住宅作家の作品。全体的に暗めだけど、内に籠る感じが好き。 詩人の家。床に埋まったお風呂や丸底の寝室など、色々びっくりさせられた。 細長いの好きなんです。内装の趣味も好き。 集合住宅リノベーション5軒 特徴的な物件でうまくリノベされてる。 ひたすらキレイだなあ。ストックホルムか…。85平米で5人家族だそうです。お風呂が銭湯みたいに大きい!

  • 建築家の住宅作品をみるなら「新建築のyoutube」がおススメ - glasstruct log

    住宅含め建築作品は、紙で見るより動画で見たほうがはるかに良いです。 建築写真は独特のルールがあるので、現物を観に行くとかなり印象が違うことに気づかされることが多いでしょう。建築物は、実際に中に入って体験するのが一番。A空間を通ってB空間に入ることによる印象の違い、空間の意図的な操作を肌で実感すること、光や風の感覚…などなど、実際に体験しないと分からないことだらけです。建物は2次元的に理解されるものではなく、あくまで空間装置だと思います。しかし住宅を見せてもらうのは一般的には難しいので、動画をお勧めします。 新建築という建築系の雑誌媒体社があるのですが、ここが公開しているYOUTUBE動画が面白いですよ。最近の住宅作品の動画がかなりの数見ることができます。 こんなの 「建もの探訪」もいいですよね。 短いですが以上です。

  • 建築デザイン系サイト11選 - glasstruct log

    以前、デザイン系ウェブサイトのまとめ記事をつくったのですが 、 デザイン全般のサイトばかりで建築物を詳しく解説しているサイトが紹介しきれていないので、改めてまとめます。海外サイト多目です。 1. Arch Daily 基的にはこれ一つ見ておけば大体OK!って、後の10サイトどうすんだ。 写真が大きくて見やすいし、プロジェクト概要もしっかり書いてあるので間違いないッス。月間PV数も一番多いみたい。プロジェクトの説明文は建築家がアップロードした内容なので、公式HPと全く同じだったり超短かったり、なんだかカタコトだったりすることも。いずれにせよ情報の多さと一軒ずつの見やすさはピカイチでございます。日の物件も多いよ!ただし英語。 2. Architizer アーキデイリーほどではないですが、内容充実のサイトです。左側に物件概要、右側に写真を同サイズでずらっと並べる方式でスッキリ。写真がサムネイ

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  • 【最近気になった住宅】白いカーテンの家 - glasstruct log

    めちゃ久しぶりにこのテーマで更新します…。ほぼ忘れかけてました。 【最近気になった住宅】では、個人的に気になった住宅をテーマごとに三軒ずつ紹介しています。今回は「白カーテン」です。建築の話なのにまさかのカーテン。 カーテンは一番お手頃な壁 カーテンと建築で思い浮かぶのは、坂茂さんの「カーテンウォールの家」です。なんと外壁がほとんどなくて、カーテンで仕切られているという家でした。うろ覚えですが、確かお施主さんが町の人と会話するのを楽しみにしていて、町に対して開いている状態にしたかったとかだったような…。大胆な設計ですが、船に乗っているみたいな気持ち良さがありそう。 今年のプリツカー賞は坂茂さん。紙の建築が素晴らしい… カーテンウォールの家行ってみたい。 pic.twitter.com/2SO00C7hHM — はっさく (@pegomastic) 2014, 4月 12 ただツイッター情報

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  • 国際的に活躍する若手の日本人建築家 - glasstruct log

    ※プンスカしながら書いたので我ながらうっとうしいです^@^「あらあらまあまあ…」と目を細めて読んでね☆全て私見ですのであしからず! *** 日でアトリエ系建築家として大きいプロジェクトを設計するのはすごく難しくなっている。この記事にも書いたが、 glasstruct.hatenablog.com プロポーザルに参加する敷居が不当に高くなってしまい、今より敷居が低かった時代に大型物件を経験できた世代(40x歳以上)か組織設計事務所でなければ、スタートラインにも立てないからだ。 参加資格が厳しくなったのは2005年の姉歯事件が直接の原因と言われているが、姉歯氏も「経験ある一級建築士」であったわけで、このような経験の敷居を設けることに何ら意味がないことは明らか。経験がないことが不安なら、「経験あるバックアップ体制をとれること」を要綱に足せばいいだけの話だ。 今の状況は、単なる若手のシャットアウ

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  •   【最近気になった住宅】「石」の借景のある家 - glasstruct log

    【最近気になった住宅】では、最近竣工した住宅の中から気になったものを、同テーマで3軒で紹介しています。 今回は岸壁などの天然の「石」の借景が素敵な家を3軒紹介します。どれも立地がスゴイ。例によってグーグルマップを張り付けているので、ぜひ「航空写真」で見てみてください。どれもストリートビューなし。残念。 小屋に擬態した小屋 敷地:スイス 設計:Nickisch Sano Walder(独) スイスのこの辺にある小屋。 いきなり岩。 この写真にすべて持って行かれた^@^かっこよすぎる。 コンセプトは丸太小屋で、このあたりによくあるタイプだというログハウスをそのままコンクリートで作ったような形。意匠的な特徴は、ログハウスをそのままコンクリートの型枠に使ったようなこの形状 ログハウスの表面が反転している。もちろん木目もあるよ ログハウス型枠(?)ってびっくりするほど贅沢だと思う いずれにせよ、細部

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  • 建築・プロダクト・アートなどのデザイン系ウェブポータル10選 - glasstruct log

    ウェブで世界中のプロダクトや建築、アートなどをチェックできるような時代になって、非常に素敵だなと思います。新しいサイトを見つけると、いそいそとFeedlyに登録して暇があればチェックしてしまいます。そんな中で特に気に入っているサイトを10紹介します。 fubiz フランスのデザイン・アート系のポータルサイト。このサイトを見ていると、来「道具」と「見るだけの物」という全く別のものであった「デザイン」と「アート」が非常にシームレスに感じられます。その根にあるのが、誰かの文脈的企みである「コンセプト」、そして文脈的実施である「クラフトワーク」。デザインもアートもこの2つをベースにしているということで、実はかなり近い存在であるという風に思えるところが、このウェブサイトのスゴイ所です。前置きはいいのでとりあえず見てみて^p^ DESIGN MILK 「ビタミン”D(=design)”は足りていま

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  • 村上隆「芸術闘争論」読んだ - glasstruct log

    遅ればせながら読みました。熱い文章で、さらっと読めて面白いのでお勧めです。アートに関係なく、「好きなことで生きていきたい」若い人にお勧めしたいと思いました。以下ざっくりですが感想を書きます。 「好きなことで生きていく」なら、道筋を見ること ユーチューバーのキャンペーンコピーに「好きなことで、生きていく。」というのがあるのですが、当に好きなことを仕事にするには、そうでない生き方をするよりも戦略的になる必要があると思います。(ただ、「ユーチューバ―」というもので自己表現し、生活に困らない程度のお金を稼ぐのが難しいのかどうかよく分からないので…)もう少しだけ焦点を絞って言えば、個人名で仕事し、お金を得て、業界内で評価され、それなりの立ち位置を得、好きな仕事が向こうから入ってくるようになるには、戦略が必要、という話かと思います。 これを例えばバンドマンやアイドルに当てはめて考えると「売れる戦略を

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  • 【最近気になった住宅】キラキラの外装が気になる家 - glasstruct log

    外装は言ってみれば家の外皮で、人に置き変えてみると皮膚でありファッション。そう考えると超大事という気がしますが、実際には中に住むことの方が住む人にとっては大事だし、機能も関係してくるので、外装は(比較的)コストをかけません。 一般的な日の街並み(つくばらしい)。 photo by Jun560 日は控えめな人が多いのか、グレージュや浅黄色などのニュートラルな色の外装が多いような気がする。 そうは言っても、都市の中での住宅は、大きさ(ボリューム感)と外装の色・素材でしかないという考え方もできます。その連なりが街並みをつくっている、とも。だから、当は外装にも気を配りたい。 というわけで、外装材が気になる住宅を3軒紹介します。 空を映すタイル 設計:CorreiaRagazzi arquitectos エリア:ポルトガル 物件名:House Ricardo Pinto 面積:280平米 ポ

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  • 【最近気になった住宅】床が机になり椅子になる家  - glasstruct log

    家とは家具である? 最近は作り付け家具と言って、収納やテーブルなども建築物の一部のように最初からつくることも増えましたが、一般的に、人が認識できる建物というのは「床と天井と壁」のことだと思います。 でも床や壁って不思議なもので、壁をちょっと斜めにしたら人はそこに寄りかかるし、そこに小さな出っぱりをつくれば腰掛けるし、さらに小さな照明をつけてモノを置けるテーブルみたいな出っぱりもつくってしまえば、もっと長く腰掛けるかもしれません。 実は、人にはそうやって「居心地がいい場所」を自分で見つけて居心地よく過ごす能が備わっていて、形によってそういう能を引き出すことをアフォーダンスと言ったりします。自然地形にはこういう形がたくさんあって、例えば「切り株と木漏れ日」は「切り株に座ってでも読みたい」という気持ちを引き出すかもしれないし、「よく晴れた日と草原」は「大の字になって眠りたい」という気持ちを

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  • 【最近気になった住宅】異国情緒、石の家 - glasstruct log

    ※今日はグーグルマップなどを貼ってみたところ、かなり重くなってしまいました…。題材的にエリア感はあった方がいいので、このままにしますm(_ _)m 日では構造的な問題から、レンガや石を積み上げた家というのはほとんどないんだけど、個人的にはとても惹かれます。日でのレンガは、仕上げ材として出てきます。仕上げと考えるとレンガや石はtoo muchだし、重いし、そもそもハリボテなので微妙かな。それでも、レンガを貼ってあるレストランなどをパッと見て「いいな」と思っちゃいます。なぜだろう。まあ、「異国情緒」みたいなワードで片付けられてしまう話なのかもしれません。 日のレンガ建築 日にあるレンガの建物と言えば、横浜赤レンガ倉庫でしょうか?建築当初は「組積造(レンガなどを積み上げて構造壁にする工法)」で作られましたが、やはり関東大震災の際に大半が倒壊し、のちに鉄筋コンクリートの壁で補強され、レンガ

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  • 【最近気になった住宅】日本の細長い家 - glasstruct log

    細長い家といえば日の長屋などを思い浮かべますが、長屋でなくとも地価が高い所だと正方形の土地を半分に切って2軒建てることが多くなるわけで、お住まいの地域によってはよく見かけるかもしれません。 無印も「縦の家」という細長い家を発売しています。こういう家の欠点である「採光」を、家の中心にある天窓とスケルトン階段(スケスケの階段)により解決しようという構成です。窓の家、木の家と比べてどれが一番売れているのかな?なんとなく無印好きな方は縦の家の需要が多そうな気がする。 そんなわけで、間口に対して比較的奥行きが深い、「細長い家」を3軒紹介します。 採光の悪さや狭さに対してどのようにアプローチしているかに注目してみます。 白い、まるい、細長い家 物件名:Love House 設計:保坂猛 敷地:横浜 建築面積:33平米 夫婦とウサギの家族だそうです。 採光の悪さを、昼間に使うLDKスペースを2階に、寝

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  • 【最近気になった住宅】窓が面白い家 - glasstruct log

    窓は外界を画に変えるモニター 窓のメーカーとして知られているYKKAPの好きな広告コピーで、「窓は寒さを景色にする。(うろ覚え)」というものがあります。子が室内から雪景色を眺めているビジュアルで、このがまた可愛いんですよ~^p^(何)そして、確かにガラス窓ってスゴイ発明だよな~と思いました。雨風を凌ぎながら、外の様子も見られる。基的にはシェルターとして外界からシャットアウトするものだった「建物」を、全く別のものに進化させた装置なんだと思います。 最近の窓に関する考察では、森山高至さんのツイートまとめを面白く読ませていただきました。 ここでは、マンガでの窓サッシの描かれ方によって、登場人物の心情や「外界と室内」の設定上の関係性について考察されていました。窓が景色にするのは、寒さだけではなく外界そのものであり、室内=自分のテリトリーから見る様々な物事が景色になってしまう、パソコンの画面の

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  • 谷尻誠さんのオープンハウスに行ってきたよ - glasstruct log

    今日は週末に見てきた新築住宅の見学記録です。 設計は、最近「谷尻誠の家づくり」というML(モダンリビング)のムックが出たこともでも知られている、suppose design officeです。 ※以降、写真が下手くそなのはご容赦くださいね。実際の方が良いとお考えください(T_T) 池に面した崖に建つ家 崖に深~い杭基礎を刺して、池にギリギリまで近づいた家。建築面積は80平米くらいでしょうか?お子さんのいる複数人の家族で、結構コンパクトです。 さっそく入ってみよ~う ↑入ってすぐ、家の中全体が見渡せます。そして池の景色。一面に見渡せる水面が良い感じです。 ↑分かりづらいのですが、左端はバルコニーになっています。 ↑池側から見上げてみる。人物がいる辺りは、実はキッズスペース。子どもが小さい内は、こんな感じでオープンもいいかもしれません。キッズスペースの左側は閉じていますが、両親の寝室です。

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  • 【最近気になった住宅】図と地のある家 - glasstruct log

    不定期で、最近竣工した住宅の中から気になったものを3軒ずつ紹介しています。今回は「図と地のある家」。 ハレとケ、明と暗、太陽と月…二つの空間がある家 現在一般的に流通している住宅って、暗い部屋があまりないですよね。日当たりが悪かったり、何か事情があってしょうがなく暗い部屋はあるけれど、基的に好まれない(というか物件価値が低い?)。窓のない部屋というのも基的にはNGです。でも、どの部屋も同じように「さんさんと太陽が降り注ぐ白い部屋」というのも、個人的にはつまらないなあと思います。 スマホを持ってトイレの個室に籠ったり、暗くて狭いバーに寄り集まったりするように、狭かったり、暗かったり、天井が低かったりする空間もあっていいのでは。その反対に、真っ白で明るく、天井が高い空間もあれば、全く性質の違う空間を楽しめる2度おいしい家になるのではないでしょうか。 「図と地」は一方から見ると他方は主従関係

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  • 【最近気になった住宅】旗竿敷地に建つ家 - glasstruct log

    「最近気になった住宅」ちょっと日が空いてしまいました。気になる住宅はそこそこあるものの、数軒まとめて編集テーマを打ち立てられないでいます。1軒だけで記事書けばいいじゃないとも言えますが、それならアーキデイリーやデザインブームを翻訳して読んだ方が良いし。技術的にも建築史的文脈でも知識がないですし。というわけで、今回は2軒(+α)だけです。 旗竿敷地ってご存知ですか? 道路に面している部分が通路くらいの間口しかなく、奥に4面を他の建物などに囲まれた土地がある敷地のことです。上から見ると旗の形に似ているため、旗竿敷地。一般的には資産価値が低いので、逆手に取れば比較的安く買える土地とも言えます。建蔽率や通風・日当たりなどの折り合いがつけば、土地が高いエリアでも手が届きやすいかもしれません。そんなちょっと特殊な土地に建つ住宅を、今回は2つ紹介します。 一枚の板がアプローチと家をつなぐ家 物件名:KH

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