by Scott W. Ambler, Copyright 2003 ユーザインターフェースプロトタイプはユーザインターフェース (以降、UIと略) について考えるには非常に有効な方法です。しかし、残念ながらUIの詳細という泥沼に簡単にはまり込んでしまい、全体を見渡せなくなることもよくあります。その結果、システムのUI内の高いレベルでの関係や相互作用を見落とすことが多くなります。UIフロー図 (ストーリーボード、インターフェースフロー図、ウィンドウナビゲーション図、コンテキストナビゲーションマップとも呼ばれます) を使うことで、主UI要素間の高いレベルの関係をモデリングできます。 図1は、大学システムの初期のUIフロー図です。長方形は、主UI要素を表すもので、インスタンスやオブジェクトと同じようにモデリングされています。矢印は、主UI要素間のフローを表し、アクティビティ図の遷移と同じように