著: 森本晋太郎 六茶で過ごした三茶の日々 僕の人生は三軒茶屋と共にあるといっても過言ではない。そもそも実家から近いというのもあるのだが、高校時代は仲良し6人グループで毎日のように三茶に入り浸っていた。 どれくらいどっぷりだったかというと、自分たちのことを『六茶』と名乗るほどである。思春期ならではの香ばしいネーミングセンスだ。もちろん今でもわれわれのグループLINEの名前になっているので安心してほしい。 高校を卒業して『六茶』で集まることはめっきり減ってしまったが、大学に入ってからも生活の基盤は三軒茶屋にあった。というのも、そのときからお笑い芸人を志していた僕は、養成所の入学金を稼ぐために三茶にある『まんがの図書館 ガリレオ』という漫画喫茶でバイトを始めた。文字どおり図書館のようなオープンスペースで漫画を楽しめるお店で、最近では珍しい個室ゼロというストロングスタイル漫喫だ。 トレンドには逆
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