同社が発表したプレプリントは「Scalable Chrysopoeia via Reactions Driven by Deuterium-Tritium Fusion Neutrons」で、論文投稿サイト「arXiv」に掲載中。「重水素-トリチウム融合」という核融合反応によって、198Hgから同位体197Hgを生み出し、これが半減期64.1時間で197Auへ崩壊するという。この方法では、核融合発電所は1GWth(熱エネルギーの単位)当たり、年間2tの金を生成できるとしている。 同社は「経済的な影響は計り知れない。現在の金価格は1kg当たり10万ドルを超えており、年間2tの金生産は核融合出力1GWth当たり約2億ドルの追加収益を生み出す。これは往々にして、電力販売のみの場合と比較して総収益が2倍以上になり、核融合の経済的価値提案を根本的に変える」と説明している。また金以外にも、パラジウムな
